九頭竜大社の参拝方法「9回まわるお千度」と起死回生のご利益に迫る

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーkyotaroです。

先日、大原三千院へ紫陽花を見に行って来た帰りにずっと気になっていた「九頭竜大社」へ行って来ました。

大原三千院のあじさい苑で京都屈指の約50品種1000株の紫陽花を観賞!
久しぶりに京都の山里、左京区大原にある「大原三千院」へ行って来ました。今回は自転車(チャリ)では厳しいため、自家用車で片道約1時間かけて大原三千院へ。今回は6月下旬から7月上旬にかけて見頃を迎える「あじさい苑」の紫陽花を観賞するのが目的です。2020年最新情報をまとめました。

毎回カーナビに登場し、367号線からそれて「九頭竜大社⇒」の看板が必ず目に入るため、無意識のうちに気になっていたのでしょう。

実際に行ってみると変わった参拝方法、京都の大企業を倒産の危機から救った“起死回生”のご利益で有名になったとか?


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九頭竜大社は独特の参拝方法「9回まわるお千度」が有名


長年、気になっていて初めて参拝に訪れた「九頭竜大社」ですが、実際に行ってみると確かに訪れていた参拝者が同じ場所を行ったり来たり、しておられました。

手水舎近くにはこうこうと灯が灯ったろうそくが燃え盛り、「う~む、何か普通の神社と違うな」という印象を受けました。

どうやらKyotaroが受けた違和感は「九頭竜大社」独特の参拝方法にあるようです。

九頭竜大社“9回まわるお千度”とは?

九頭竜大社の“9回まわるお千度”は本殿のまわりを9回まわりながら、本殿を含む4ケ所を巡拝する拝礼作法。

要するに本殿のまわりを9周するわけですから、数え間違いがあってはいけませんので本殿右手にある“お千度奉納所”より竹のお千度棒9本を手に取ります。

そして1周まわる度に竹のお千度棒を“お千度奉納所”に入れていき、すべてなくなれば9回まわったことになり、数え間違いもないというわけです。

普通の神社参拝と違うのは…

◎9回まわるお千度・独特の作法
・ろうそくと線香(300円)を購入
・ろうそくに氏名を記入、火をつけて奉納
・本殿参拝は二拝四拍手、四拍手二拝の作法
・お千度が終わったらご霊水を飲む
・本殿前でおみくじを引くのがマスト
・社務所で「護符(粉薬)」を頂戴し、飲む

ことです。

他は、手水舎でのお清めや本殿参拝は通常の神社参拝と変わりません。

本殿参拝時に二拝、四拍手してから「南無九頭竜弁財天大神様(なむくずりゅうべんざいてんおおがみさま)」と3回、「おんそらそあてい(えい)そわか」と7回唱えます。

合計10回唱えてから自らの願い事をしてから四拍手、二拝します。

とにかく変わった参拝方法で昔からの習わしかと思いきや、「九頭竜大社」が創建されたのはなんと、1954年(昭和29)11月24日と比較的最近の習わしなんですね。

独特の参拝方法で境内見どころをまわる

9回まわるお千度で本殿参拝後、本殿のまわりを時計回りに9回まわるのですが、その際に参拝する4ケ所をはじめとする境内見どころについて紹介します。

本殿

御祭神は「九頭竜大社」開祖の大西正治郎の夢枕に現れたという九頭竜弁財天大神様をお祀りしてます。

九頭竜弁財天大神は奇縁によって人を引き寄せ、心の底から願い事を叶え、目に見えないあざ、心のアザなど諸々の障り事、苦悩を取り除いて下さる慈悲の女神です。

初代御神木

樹齢百数十年というから屋久杉に比べればそこまでたいしたことはない。高さ20m程度あり、九頭竜大社創建時から約50年間、八瀬の霊地に鎮座。

2005年(平成17)8月に現在の御神木(2代目)にそのお役目を引き継がれ、初代御神木は本殿横に安置されています。

九頭竜大社発祥の石碑

本殿裏側にある石碑で開祖である大西正治郎氏による「九頭竜大社」創建の歴史と由来について記載があります。

1955年(昭和30)3月という日付が入っており、創建の翌年3月に建てられた石碑で参拝ができるようになっています。

現在の御神木

本殿の真裏、真後ろにある初代御神木の切株横に小さな社殿があり、現在の御神木が祀られています。

ここにも賽銭箱が設定されており、ここでお参りをして1回まわったことになる最後の参拝所でもあります。

境内のその他見どころ

九頭竜大社」の9回まわるお千度以外の見どころも紹介します。

境内はそう広くないのですが、おつなぎ所という開祖と信者の面談場所や鎮守社まで結構な見どころやパワースポット呼ばれる場所があります。

蛇石

本殿横、初代御神木の隣にある、身の毛もよだつ石。蛇というより小さな龍という印象をうけます。

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弁財天の使いといわれる巳こと白蛇の姿が化石のように浮き彫りになった神聖な石でお参りすると金運、福徳、人望のご利益を授かるといわれています。

おつなぎ所

1957年(昭和32)に建立された開祖である大西正治郎氏と信者が対面し、「神の社」となってすべてを見通す開祖が的確な言葉で多くの信者を救い導いた場所。

奇蹟の社である「九頭竜大社」の原点となる場所で帝釈天社への参詣道途中にあります。

帝釈天社

1970年(昭和45)10月20日に九頭竜大社の守り神として降臨。


境内の御神域を守る鎮守社として災厄削除、家庭円満を司る境内社であるが、歴史が約50年という比較的新しいお社です。

九頭竜大社のご利益「起死回生」の真相に迫る

九頭竜大社のご利益は絶体絶命のピンチから人生の大逆転を巻き起こすようなご利益があるといわれますが、何が根拠になってるのでしょうか?

不思議に思って調べてたら京都のある大企業における逸話がきっかけになったようですね。

歴史が古いわけでもなく、何となく新興宗教という印象を受けるエピソードを紹介します。

九頭竜大社と日本電産

ビジネスにおいてタブーとされる“精神論”“根性論”ですが、特に宗教や政治が絡みだすと間違いなくその事業は失敗するといわれるくらい注意が必要です。

ですが、日本で成功を収めた松下幸之助氏に代表される通り、日本の多くの経営者はなぜ神を崇拝するのでしょうか?実に謎めいてますよね。

九頭竜大社に至っては京都を代表する大企業「日本電産」の会長兼社長 永守重信氏との深い関わりがあります。

日本電産といえば精密小型モーターのメーカーとして有名でその後はM&Aで多くの起業を買収し続け、黒字化に成功、会社を立て直してきた歴史があります。

現在は世界有数のモーター会社としてその名を天下に轟かせています。

「日本電産」会長兼社長・永守重信氏

日本電産の会長兼社長である永守重信氏は職業大学卒業後、1973年(昭和48)28歳で起業し、日本電産を設立。

創業後まもなく手形の不渡りを出してしまい会社を潰そうとまで考えていた時にこの「九頭竜大社」を訪れ参拝した時に「来年の節分に流れが変わるのでそれまで待て」というお告げがありました。

すると1974年(昭和49)2月にIBMから200万ドルもの受注が実際に入り、会社の危機が救われたと云います。

それ以来、九頭竜大社は日本電産にとっての救世主のような存在となり、永守重信氏は毎月1回の参拝とおみくじ啓示を素直に受け入れることを欠かさなかったといいます。

日本神道に通ずる経営の在り方

「日本電産」会長兼社長・永守重信氏は言いました。

「神前で述べることは“お願い”ではなく“決意”である」と。

日本神道が見出した“八百万の神(やおろずのかみ)”とは即ち、山河など自然や亡くなった人を敬う事で見出される心の信仰。

日本新道の基本姿勢でもある“言挙げせぬ教え”とは言葉ではっきりと表現しないという教えなのです。

神社本殿の中央にあるのは偶像ではなく、鏡に映し出される己の姿。

よく経営にはこれというマニュアルがない、といわれます。その点は日本新道の“言挙げせぬ教え”という言葉ではっきりと表現しない教えに通ずるものがあります。

そう、偶然が重なったエピソードかもしれませんがこの当時、「日本電産」会長兼社長・永守重信氏の中にいたのは「九頭竜弁財天大神様」という心の神様だったのです。

九頭竜大社へのアクセスと駐車場について

■九頭竜大社
TEL:075-781-6405
〒601-1253 京都府京都市左京区八瀬近衛町681
拝観時間 9:00~17:00※社務所
拝観料金 参拝自由
アクセス 京都駅から京都バスで約60分の距離
・地下鉄国際会館駅→京都バス19系統乗車約15分で九頭竜弁財天前バス停
・京阪出町柳駅→京都バス17系統乗車約30分で九頭竜弁財天前バス停
・JR京都駅→京都バス17・18系統乗車約60分で九頭竜弁財天前バス停
駐車場/専用無料駐車場あり(30台)

まとめ


今回は以前からkyotaroが気になっていた「九頭竜大社」の紹介でした。

神社庁にも所属していない、何となく参拝からやたらとお金が境内に落ちる仕組みといい、新興宗教のような印象を受ける境内です。

歴史も浅く、京都の神社といえば何百年、千何百年の歴史と由緒があるのですが、百年にも満たない歴史で京都の大企業社長が贔屓にしてるイメージが拭いきれません。

京都の珍スポット紹介と今回はなりましたが、興味があれば訪ねてみて下さい。


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