【京都隠れた桜名所】上品蓮台寺のしだれ桜、見頃と開花情報について

京都桜の名所
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は京都市北区にある隠れた桜名所「上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)」の紹介です。

周辺には北野天満宮、平野神社、金閣寺、大徳寺、今宮神社、そして健勲神社などのスポットがあります。

有名スポットに隠れて「上品蓮台寺」は参拝客も少ないため、運が良ければ“満開のしだれ桜”や“ソメイヨシノ”をひとり占めできるスポットです。

早速、Kyotaroが実際に行ってきた開花情報をシェアします。


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京都隠れ桜名所・上品蓮台寺のしだれ桜の見頃について

京都市北区紫野といえばKyotaroが幼少時代を過ごした地域でもあります。

Kyotaroは当時、大徳寺町に住んでいましたが、今回紹介する「上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)」は十二坊町というところにあり、大徳寺より南西方向に位置します。

周辺には北野天満宮をはじめ、金閣寺や夜桜で有名な平野神社など京都屈指の人気を誇る観光スポットがたくさんあります。

そんな有名スポットに隠れて満開の美しい“しだれ桜”が訪れる人の心を癒してくれるのは訪れる参拝客が少ないスポットだから。

「上品蓮台寺」に咲く“しだれ桜”と“ソメイヨシノ”の見頃と開花情報をお伝えします。

上品蓮台寺の桜見頃と2021開花情報

「上品蓮台寺」には“しだれ桜”と“ソメイヨシノ”が咲き誇り、春のシーズンは境内を美しく彩ります。

例年の見頃は4月上旬~中旬頃なのですが、2021年は各所のレポート記事でもお伝えしていますとおり、開花が例年より早い傾向にあります。

「上品蓮台寺」も例外なく開花が早かったため、3月23日時点で“しだれ桜”が散り始め、“ソメイヨシノ”が間もなく満開、という状態でした。

境内はそこまで広くないので、10分もあれば桜を見ながらひとまわりすることができる程の広さです。

山門入ってすぐの“しだれ桜”、本堂前にある“ソメイヨシノ”の他にも境内入って左奥、墓地へと向かう参道にも“ソメイヨシノ”がたくさん咲いています。

上品蓮台寺のしだれ桜

「上品蓮台寺」のしだれ桜はそこまで大きな樹ではありませんが、満開になるととても美しい景観を誇り、山門の奥に桜が咲き誇る光景はまるで“額縁庭園”のようです。

上品蓮台寺を訪れる地元の人々のこの時期のお目当てはこの“しだれ桜”なんですね。

もともと観光寺院ではないため、ほとんど観光客はいませんが、近年SNS投稿による“しだれ桜”の紹介で徐々に人気が出てきたようです。

京都の桜や紅葉といえば、ちょっと前までは観光客で大混雑してとても写真なんか撮れたものではありませんでしたよね。

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そう思うと「上品蓮台寺」の“しだれ桜”はゆっくり、ひとり占めできるくらい静かな景観を満喫できるので、心休まるというか、癒されるというか、のんびり過ごすことができました。

Kyotaroが訪ねた時は天気も良く、快晴でカメラを持った女性が多かったですね。

上品蓮台寺の歴史と由緒について

「上品蓮台寺」と聞いてピンと来る人は結構な京都通かもしれません。

近年は桜の名所として徐々に火が付き始めましたが、周辺には有名な観光スポットが他にたくさんあるため、どうしてもその影に隠れてしまうことが多いんですね。

でも「上品蓮台寺」の歴史について調べてみると由緒ある寺院であることがわかります。

ここでは「上品蓮台寺」の歴史と由緒についてまとめました。

上品蓮台寺創建の歴史

「上品蓮台寺」は聖徳太子が母の菩提寺として創建、宇多法皇が中興したと云われる真言宗智山派の寺院で、とても歴史が古いことがわかります。

地名である“十二坊”の名で親しまれるのは、かつて千本通りを挟んで十二の塔頭寺院を有する大規模な寺院であったことによります。

創建当初は香隆寺(こうりゅうじ)と称していたとも云われ、960年(天徳4)の宇多法皇の中興時に上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)に改めたという言い伝えが残っています。

再興当時は寺域も広大で多くの伽藍が建ち並んでいたそうですが、応仁の乱によってほとんどが焼失してしまいます。

上品蓮台寺の由緒と蜘蛛塚

「上品蓮台寺」の山門には難しそうな漢字で書かれた表札があります。

そこには「蓮華金宝山九品三昧院(れんげこんぽうざんくぼんざんまいいん) 上品蓮台寺」と書かれてあり、とても長い寺号であることがわかりますね。

応仁の乱による兵火の後、豊臣秀吉の帰依によって1592~1596年文禄年間に性盛上人(しょうせいじょうにん)が復興した際に寺外に十二の塔頭寺院を建立したのが“十二坊”俗名のはじまりと云われます。※現在、塔頭寺院は三寺院を残すのみとなっています。

本堂には村上天皇より賜ったという勅額「上品蓮台寺」が掲げられ、堂内には御本尊の延命地蔵菩薩像が祀られています。

境内には「蜘蛛塚」と呼ばれる場所があり、かつて平安中期の武将であった源頼光が熱病に魘されていた際、法師に化けた“土蜘蛛”の襲来に遭ったといいます。

頼光に斬られた土蜘蛛は大きな塚に逃げ込みますが、塚の中にいたところを退治されたという伝説と「蜘蛛塚」が今でも「上品蓮台寺」には残されています。

上品蓮台寺へのアクセスと駐車場について

●上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)
TEL:075-461-2239
〒603-8303 京都府京都市北区紫野十二坊町33-1
■拝観料金 境内自由
■拝観時間 9:00~17:00
■アクセス 市バス「千本北大路」下車、徒歩約5分
■駐車場  参拝者専用あり(※檀家専用)


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まとめ

今回は“京都隠れた桜名所”として「上品蓮台寺」の紹介をさせて頂きました。

観光寺院ではないため、拝観料もかからず、境内は9時から17時までなら自由に拝観できますが、静かに拝観するようにしましょう。

また、専用駐車場があるのですが、こちらも檀家さんのための小規模駐車場となってますので車で行かれる場合は周辺コインパークを利用するなどして下さいね。

現在は京都市北区紫野にある小さな寺院ですが、SNS等の影響により徐々に有名になりつつあるため、拝観の際にはマナーを守って節度ある参拝、写真撮影を心がけましょう。

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