“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
3月20日を過ぎると京都にも確実に春の足音が聞こえてきています。
梅の花のピークが過ぎて桜の蕾が膨らむ季節、心機一転、新生活へと希望を膨らませる人も多いのではないでしょうか?
京都では早咲きのしだれ桜から開花が始まり、八重桜、そして御室桜と約1ケ月近く種々の桜が開花し、見頃を迎えていきます。
今回は京都出町柳にある日蓮宗本山「本満寺」に咲き誇る見事な“しだれ桜”の紹介です。
詳しく見ていきましょう。
本満寺しだれ桜の見頃について
2020年も本満寺のお花見に訪れましたが、その時はやや早めの3月25日頃に満開を迎え、4月上旬には散り始めていました。
2021年3月20日に訪ねた時には8~9分咲きと“満開近し”という状態でしたので昨年よりもさらに早い開花、満開となりそうです。
本満寺しだれ桜の見頃はいつ?
「本満寺」のしだれ桜(推定樹齢90年)の例年の見頃は3月下旬から4月上旬頃です。
もし見に行くなら今週前半(~24日くらいまで)が最後のチャンスです。
京都では3月21日に激しい雨が降ったので影響が心配ですが。
山門を入ってすぐ左手に立つ一本桜ですが、天に向かって広がる枝からまるで“桜のシャワー”のように咲き誇る美しい姿が印象的です。
2020年は自転車(チャリ)で訪ねて上七軒にある千本釈迦堂から水火天満宮、京都御苑の近衞邸跡、本満寺としだれ桜づくし4連荘で花見をしたのを覚えています。
境内はそう広くない神社ですが、3月20日は連休土曜日ということもあり、たくさんの人が“しだれ桜”を観賞に来ていました。
本満寺の周辺観光地
本満寺は京都御苑や同志社大学のある今出川寺町通を上がったところにあり、下鴨神社・糺の森へ徒歩10分、京都御苑の近衞邸跡へ徒歩15分の場所にあります。
最寄駅の京阪鴨東線「出町柳駅」からも徒歩10分とアクセスは比較的便利なのですが、場所的にあまり目立たないので通り過ぎないよう注意が必要です。
付近には鴨川も流れており、京都の自然も満喫できる、マイナーなスポットながらも周辺観光も楽しめてかつ、“しだれ桜”の美しさは京都トップクラスといってもいいレベル。
京都に来たなら、一度は訪れていただきたい“しだれ桜”の名所です。
本満寺しだれ桜のルーツは“祇園しだれ”姉妹樹
本満寺のしだれ桜は樹齢90年のとても美しい、目の当たりにするとしばらく心を奪われる桜です。
まさに日頃の喧騒を忘れて静かに佇む“桜のシャワー”を観賞していたい思いでいっぱいになります。
本満寺のしだれと祇園しだれの関係
その美しい姿に酔いしれる人も多いのですが、本満寺しだれ桜、その美しさのルーツは京都でも有名な名桜と姉妹樹の関係にあるからです。
そう、その名桜とは京都の円山公園にある“祇園しだれ”なのです。
そう言われてみると確かにその容姿はそっくりなような気がしますね。
ちなみに本満寺に隣接する妙見宮本堂から眺める“しだれ桜”もとても美しく写真が撮れましたのでシェアします。
本満寺は日蓮宗京都八本山のひとつ
本満寺は小さな寺院と紹介しましたが、近衞家ともゆかりのある日蓮宗京都八本山のひとつに数えられます。
創建は1410年(応永17)の室町時代まで遡り、1536年(天文5)に天文法難という宗派間紛争が勃発して大阪堺へ避難するが1539年(天文8)には現在地に移建されます。
後奈良天皇の勅願所、徳川8代将軍・吉宗公の平癒祈願に伴う将軍家の祈願所となるなど当時は大いに栄えた寺院だったのです。
本満寺へのアクセスと駐車場について
●広布山本満寺
TEL075-231-4784
〒602-0802 京都市上京区寺町通今出川上ル2丁目鶴山町16
拝観時間 境内自由(9:00~16:00)
拝観料金 参拝無料
アクセス
・市バス/「葵橋西詰」下車、徒歩約3分
・京阪鴨東線/「出町柳駅」下車、徒歩約10分
駐車場 参拝者専用2台あり、要事前連絡
※神社前にコインパークあり
まとめ
今回は京都しだれ桜の名所「本山 本満寺」の紹介でした。
境内に咲く美しい一本しだれ桜ですが、京都しだれ桜の代名詞ともいえる、あの円山公園“祇園しだれ”の姉妹樹だけあり、訪ねる人の心を奪うほど。
周辺には京都御苑があり、近衞邸跡まで歩いて行ける距離、京阪出町柳駅や下鴨神社にも徒歩10分程度の距離にあります。
境内の拝観時間は9時から16時となっていますが、早朝7時くらいから境内に入ることは充分できます。
3月中にピークを迎えますので2021年は3月最終日曜くらい迄がラストチャンスです。
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