“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
「醍醐の花見」といえば、太閤秀吉が亡くなる前に醍醐寺で自ら開催した宴として歴史にその名が残るお花見として有名です。
そんな「醍醐の花見」の舞台となった醍醐寺三宝院のしだれ桜や境内伽藍、五重塔とともに咲く桜のお花見に久しぶりに行ってきました。
秀吉が生涯最後に愛でたという醍醐寺の桜見頃、そして見どころについて紹介します。
醍醐寺でお花見を満喫、秀吉も愛した京都屈指の桜名所へ
醍醐寺といえば豊臣秀吉による“醍醐の花見”でも知られる京都屈指の桜名所ですね。
新型コロナウィルスが世界に蔓延する前にも桜の開花時期に何度か訪ねたことがありますが、それはもう凄い人出だったことを憶えています。
今回、桜のシーズンに訪ねるのは5年ぶりですが、京都府の蔓延防止等重点措置が解除されて約2週間、多くの観光客で賑わっていました。
醍醐寺の桜、例年の見頃はいつ?
醍醐寺の桜が例年見頃を迎えるのは、3月下旬から4月上旬にかけてです。
ちなみに2022年は3月30日~4月3日の間に境内のしだれ桜は満開見頃を迎えていました。
京都市内の桜名所の中でも比較的早く咲きだして早めに散ってしまう、しだれ桜の名所なので例年の各所の開花情報に目を光らせて訪ねることをお薦めします。
境内には複数のしだれ桜が情緒たっぷりに咲き誇っており、太閤秀吉が晩年に生涯最後の“醍醐の花見”を開催したのもよくわかるような気がします。
また境内には参道沿いや霊宝館沿いにソメイヨシノの桜並木があり、こちらはしだれ桜より2,3日遅れて見頃を楽しめます。
醍醐寺境内の桜見どころを紹介
ここでは醍醐寺境内の桜見どころを紹介します。
桜を楽しめる醍醐寺境内のスポットは大きく分けて三宝院のしだれ桜、境内伽藍・五重塔、醍醐寺霊宝館前の桜並木の3ケ所あります。
それぞれのスポットについて紹介します。
三宝院
三宝院は山門の先にある「太閤しだれ桜」と山門入ってすぐ右にある「クローン桜」が有名です。
「太閤しだれ桜」は秀吉が行った「醍醐の花見」の子孫桜といわれる大紅しだれ桜で樹齢150年と云われています。
クローン桜は2004年に住友林業・住友林業緑化によって「土牛の桜」をバイオ技術で増殖・移植させたしだれ桜です。
歴史が浅いので太閤しだれ桜に比べるとかなり小ぶりなしだれ桜です。
また三宝院庭園入口にある「紅しだれ」も見応えがあります。
太閤しだれ桜やクローン桜に比べて花びらのピンクが濃くて毛玉のように花がたくさん付いた花房が特徴でとても可憐なしだれ桜です。
三宝院庭園内にある御殿に入るには特別拝観料金がさらに500円別途必要となります。
境内伽藍と五重塔
総門から三宝院を経て真っすぐ正面に建つ仁王門の先から伽藍が建ち並ぶエリアとなります。
このエリアでもしだれ桜があちこちに咲き誇っているのですが、特に美しいのが「清滝宮」周辺に咲くしだれ桜です。
2022年4月5日訪れた際には既に散り始めていたのでややタイミングを外してしまい、残念でしたが、満開時は「清滝宮」とのコントラストがとても幻想的です。
国宝の五重塔周辺にもたくさんの桜が咲いていますが、五重塔正面から写真を撮るのであれば午後からにしたほうがいいです。
午前中に五重塔正面からしだれ桜越しに写真撮影をすると逆光になってしまい、うまく綺麗な写真が撮れません。
他にも国宝の金堂や観音堂、伽藍エリアいちばん奥にある弁天堂周辺も桜が綺麗で写真撮影ポイントになっています。
広大な伽藍エリアではしだれ桜、ソメイヨシノがそれぞれ美しい景観を創り上げていますが、ここもしだれ桜が先にピークを迎え、散り始めた頃にソメイヨシノが今度は見頃を迎えますので、言い換えれば見頃が長い桜名所ということになります。
醍醐寺霊宝館
醍醐寺霊宝館入り口前の参道は美しいソメイヨシノによる桜トンネルが続きます。
ここの景観は境内屈指の人気を誇り、霊宝館へ入館する前にシャッターポイントとしてチェックしておきましょう。
醍醐寺桜開花期の拝観料と駐車場について
醍醐寺の桜開花期は春の特別拝観期間となり、通常時と拝観料が異なりますので注意しましょう。
また駐車場は参拝者専用の他にも複数のコインパークがありますので今回は最安値で停められる場所も併せて紹介させて頂きます。
詳しく見ていきましょう。
醍醐寺の桜開花期拝観料
醍醐寺の拝観料は【春期・秋期】と【通常期】のふたつに分かれ、金額が異なります。
【春期】は3月20日から5月GW最終日までの期間となり、桜の開花期は【春期】に含まれ、拝観料は大人1,500円(中高生1,000円)となります。
桜名所ということもあり、春の桜シーズンを中心に拝観する人が多いので特別な拝観料の設定となってるというわけですね。
また【春期・秋期】以外の期間を【通常期】と呼び、この期間は通常拝観料となり、大人1,000円(中高生700円)となります。
ともに小学生以下は拝観無料となります。
醍醐寺周辺の駐車場
醍醐寺周辺の駐車場事情について紹介します。
今回、Kyotaroが停めたのは醍醐寺前を走る旧奈良街道沿いの「株式会社コンセプト・醍醐寺前パーキング」で30分200円のコインパーキングです。
醍醐寺お花見の滞在時間を90分以内と仮定すると600円、2時間以内でも800円と金額は割安になっていて醍醐寺総門まで徒歩3分の至近距離の立地になります。
醍醐寺の北のはずれに位置し、意外と空いてることが多いのでお薦めします。
Kyotaroは1時間以内の利用でしたので400円で済みました(忙しないのでお薦めしません)。
また、参拝者専用の駐車場があり、5時間まで普通車は1,000円となり、超過分は30分ごとに100円が加算されていきます。
他にも醍醐寺周辺には複数のコインパークもありますが、特に桜シーズンは平日でも割高になったり、最大料金を撤廃したり、シーズン用特別料金になっています。
無難なのは専用駐車場に停めるのがいいのですが、桜シーズンは100台規模の駐車場が平日の朝10時には満車になるほどです。
ベースは参拝者専用駐車場より高くならないか?で決めるとよいでしょう。
醍醐寺へのアクセスと駐車場について
●総本山醍醐寺
TEL:075-571-0002
〒607-8456 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
■拝観料金 通常期(三宝院・霊宝館・伽藍)
大人800円 中高生600円 小学生以下無料
■拝観料金 春期・秋期
大人1,500円 中高生1,000円 小学生以下無料
※春期3/20~5/15、秋期10/15~12/10
拝観時間 9:00~17:00(※16:30受付終了)
※12月第1日曜日翌日~2月は16:30閉門
※開催期間、拝観料金は都度HPで要確認
■アクセス
・京都駅よりJR琵琶湖線、湖西線で山科駅乗換、
地下鉄東西線「醍醐駅」下車、徒歩10分
・京都駅よりJR奈良線で六地蔵駅乗換、
地下鉄東西線「醍醐駅」下車、徒歩10分
・山科駅、六地蔵駅からは京阪バスも運行、
「醍醐寺前」下車、徒歩すぐ。
・京都駅より京都醍醐寺ライン(京阪バス)
「醍醐寺」下車、徒歩すぐ。
■駐車場 有料あり(※普通車100台)
まとめ
今回は“醍醐の花見”でしられる醍醐寺の太閤しだれ桜やクローン桜をはじめとする“お花見”ポイントの紹介でした。
拝観チケットの半券3ケ所(三宝院・伽藍五重塔・醍醐寺霊宝館)すべてがお花見を満喫できますのでゆったり拝観すると2時間程度は必要かと思います。
また、三宝院の御殿は必見の価値がありますので、さらに500円の拝観料が必要ですが、見事な庭園を眺めることができますので初めての方はぜひ拝観されることをおすすめします。
境内にはしだれ桜がたくさん咲いてるので“醍醐の花見”を思い起こさせる景観に儚さがあるので多くの人を魅了するのかもしれませんね。
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