神應寺(じんのうじ)京都八幡の隠れたあじさい名所の見どころと行き方

京の花めぐり
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

今回は京都府八幡市の男山の中腹にある「神應寺(じんのうじ)」の紹介です。

国宝の「石清水八幡宮」に隠れてあまり聞いたことがない人、読み方がわからない人も多いと思いますが、実は隠れたあじさいの名所でもあります。

実際に訪れてみた感想、見どころと行き方について紹介します。

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神應寺は隠れたあじさいの名所

神應寺(じんのうじ)は京阪電車の石清水八幡宮駅から山門まで徒歩5分くらいの位置関係にあります。

京阪電車の駅名の通り、京都府八幡市といえば「石清水八幡宮」が有名で新春の初詣には多くの参拝客が訪れます。

その影に隠れて同じ男山の中腹にあるのが「糸杉山神應寺」というわけです。

神應寺へのこもれびルートが廃止に

神應寺は小さな寺院ですが、山門から境内までは急な石段を上る必要があります。

2023年(令和5)まであった神應寺から男山レクレーションセンターを結ぶ散策路「こもれびルート」は現在、通行できなくなりました。

事情は八幡市の都合とのことですが、現在は私有地のため関係者以外の通行が出来なくなったとのことです。

注意看板には自己責任で境内へと書かれてますが、石清水八幡宮の入口、走井餅さんの横の道路を進んだ先にある山門から続く石段の参道を進むと境内へ行く事ができます。

神應寺に咲くあじさい

山門から境内までは結構、急な石段が続きますが、参道沿いにはあじさいの花々が咲いており、この季節は訪れた人の心を和ませてくれます。

神應寺の境内まであがると正面に本堂、左手に鐘楼、目の前には淀君茶室の庭石が安置されており、とても静かな景観が眼前に広がります。

ここではパッと見、どこにもあじさいは見ることができませんが、奥の院不動堂への案内看板があり、そちらに進んで行くとあじさいが咲くエリアへと辿り着きます。

あじさいの見どころハイライトは神應寺境内から奥の院不動堂へ続く通路の前半ですね。

特に神應寺境内は石清水八幡宮参道ケーブルの索道が横切っており、それがちょうどあじさいが咲くエリアの上を通過しているのです。

神應寺境内でのあじさい時期における最大のハイライトは、ケーブルカーとあじさいのコラボ写真の撮影ができることです。

あじさいの規模はそこまで大きくありませんが、ケーブルカーとあじさいがコラボした珍しい景観をここでは満喫することができます。

あじさいの隠れた名所・奥の院不動堂

奥の院不動堂への通路をさらに進むと青もみじや竹林が美しいエリアが出てきますが、少しすると再び道沿いにあじさいが咲き誇るエリアに到達できます。

あじさいが咲くあたりまで来ると樹々の合間に奥の院不動堂の姿を確認することができます。

斜面に咲き誇るあじさい、堂宇周辺に咲き誇るあじさい、そして参道沿いにあるあじさいの花手水など実は、奥の院不動堂も隠れたあじさい名所なんですね。

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山奥に佇む静かなエリアなので心静かにお参りしましょう。

帰りは奥の院不動堂のほうから参道を下ると神應寺の参拝者専用駐車場の横を通り抜けて神應寺山門方向へと戻ることができます。

樹々に囲まれてあじさいが咲くので比較的長い期間、見頃のあじさいを楽しむことができそうです。

石清水八幡宮の大きな仏塔が見えたらすぐ、神應寺山門です。

山門前で水色のハートあじさいを見つけました。

神應寺の由緒について

神應寺は九州の宇佐から八幡神を京都府八幡市の男山へ勧請した僧・行教により、860年(貞観2)応神天皇の位牌所として開創された寺院です。

長い歴史を誇りますが、現代に至るまで法相、天台、真言など宗旨はどんどん変わり、室町時代に曹洞宗に改宗。

神應寺の中興第十二世住職は、豊臣秀吉の正室・北政所が帰依していたことでも知られ、その後、歴代徳川将軍からも寺領が安堵されてきました。

明治維新の神仏分離で男山の仏教施設も例外なく撤却されますが、開山堂に祀られていたという行教像は還俗式で紀中津御祖伸と改称、難を逃れ、1873年(明治6)に神應寺へ移されました。

書院は江戸初期の建築で書院壁画は狩野山雪筆の優品と云われ、奥の院不動堂に安置される矜羯羅童子(こんがらどうじ)、制多迦童子(せいたかどうじ)立像はともに14世紀後半作の等身大の貴重な像と云われます。

神應寺へ行く方法と周辺観光スポット

続いて神應寺への行き方を紹介します。

男山の中腹にあるので石清水八幡宮に隣接する寺院と考えて貰ってかまいません。

神應寺の最寄駅

最寄り駅は京阪電車の「石清水八幡宮駅」で駅から歩いて5分で山門まで辿り着けます。

石清水八幡宮の鳥居に向かって走井餅さんの角を右折した住宅街の先に神應寺山門があります。

神應寺は車で行けるのか?

神應寺は車でも行く事ができます。

かつ参拝者無料の駐車場も完備していますが、止められる台数が10台程度なので満車時は駅前のコインパークなどへ止めることになります。

参拝客がそこまで多いというわけではないので車で行くのもいいかもしれません。

神應寺の周辺観光スポット

神應寺の周辺観光スポットは何といっても男山山頂に鎮座する「石清水八幡宮」ですね。


他に歩いて行けるスポットとしては八幡市内方面には「飛行神社」などがあり、駅と反対側には桜名所として有名な背割堤がある淀川河川公園も歩いて行く事ができます。


男山、そして桂川、宇治川、木津川という三川合流域の公園など自然豊かな環境に恵まれたエリアです。

神應寺へのアクセスと駐車場について

●糸杉山神慶應(じんのうじ)
TEL:075-981-2109
〒614-8005 京都府八幡市八幡高坊24
■拝観料金 境内自由、案内付は大人500円
■拝観時間 10:00~15:00
■アクセス 大阪・京都方面より京阪電車が便利
・京阪電車「石清水八幡宮駅」下車、徒歩5分
・淀川三川合流域さくらであい館より徒歩10分
■駐車場  参拝者専用駐車場完備(無料/10台程度)


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まとめ

京都の隠れたあじさい名所として京都府八幡市の「神應寺(じんのうじ)」を紹介させて頂きました。

同じ男山山頂に鎮座する国宝の石清水八幡宮が有名なのでつい、影にかくれた存在になっていますが、あじさいとケーブルカーのコラボレーション撮影ができるスポットとして紹介させて頂きます。

すぐ近くには淀川三川合流域の淀川河川公園もあり、春には桜名所として知られる「背割堤」までも徒歩10分圏内と周辺は観光見どころも盛りだくさんとなっています。

あじさいは7月上旬ころまで楽しめそうなのでぜひ、石清水八幡宮とともに参拝に訪れてみてはいかがでしょうか。

ちなみにKyotaroは淀川河川公園の駐車場に車を停めて、散策がてら「神應寺」を訪ねました。

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