石清水八幡宮の本殿裏にある鬼門封じと京都随一の絶景展望台について

神社仏閣(観光)

“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

先日、京都府八幡市にある「石清水八幡宮」へ行って来ました。

八幡市男山の山頂に鎮座する神社で京都の一級河川である宇治川、桂川、木津川が合流する淀川の起点としても古くから京都大阪を結ぶ交通の要衝として有名でした。

また向かい合う天王山との間は、羽柴秀吉と明智光秀による「天王山の戦い」の舞台としても知られ、境内にある展望台から一望できます。

「石清水八幡宮」の見どころについて詳しく見て行きましょう。


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石清水八幡宮の本殿を参拝、石垣に施された鬼門封じについて

先日、京都府八幡市男山の山頂に鎮座する「石清水八幡宮」へ参拝に行って来ました。

山頂に鎮座する八幡宮のため、ご本殿までのルートをいくつか紹介します。

石清水八幡宮へ行く3つの方法

まず、始めに石清水八幡宮のご本殿まで辿り着く3つのルートを紹介します。

今回、Kyotaroは車で行ったのですが、1)男山の反対側、山添に続く住宅街を抜けて男山山頂付近にある第三駐車場(駐車料金無料)を目指しやって来ました。

第三駐車場は駐車料金も無料で本殿まで徒歩約3,4分程度の距離なのでアクセスは抜群の駐車場なのでおすすめです。

通常は2)京阪石清水八幡宮駅側から参道を徒歩で上がる表参道ルートを利用する人が多いと思います。

一の鳥居をくぐり抜けて頓宮、高良神社を経て二の鳥居より表参道を行くルートでご本殿のある南総門までゆっくり歩いて20分前後です。

頓宮に隣接して表参道入口にあたる二の鳥居手前には境内駐車場がありますが、こちらは有料で普通車は終日500円が必要です。

もしくは3)石清水八幡宮駅から石清水八幡宮参道ケーブル(往復600円)を乗り継いで山頂近くまで上がる裏参道ルートとなります。

車利用で第三駐車場まで上がるのは何となく「人生裏街道」を行くような気がしましたが今回は時間に限りがありましたので神様、ご容赦ください。

南総門からご本殿参拝

第三駐車場から今回本殿へ向かったので徒歩5分以内で南総門へ辿り着きました。第三駐車場から歩くと南総門手前にある手水舎横に出てきます。

南総門の向こう側にはご本殿が見えますが、石清水八幡宮のご本殿は総門に正対せず、やや斜めに傾いて鎮座しています。

確か、沖縄の首里城正殿もかつて門に対して斜めに建っていたように記憶します。

必勝と弓矢の神というだけあり、初詣時期は大きな弓矢が本殿前に突き刺さるように立っているのが結構、迫力がありますね。

石清水八幡宮は古来より都の裏鬼門にあたる南西に鎮座し、鬼門(都の北東)にあたる比叡山延暦寺とともに都の守護、国家鎮護の社として篤い崇敬を受けてきた歴史があります。

よってご神徳・ご利益は国家鎮護、厄除開運、そして必勝の神、弓矢の神として古の時代より朝廷のみならず人々の篤い信仰を受けてきたのです。

地元京都では“やわたのはちまんさん”として親しまれており、清和天皇の嫡流であった源氏一門が氏神として尊崇し、全国各地に「八幡大神」を勧請していったと云われています。

御祭神はご本殿中央に応神天皇(誉田別尊「ほんだわけのみこと」)、西に比咩大神(ひめおおかみ)、東に神功皇后(息長帯比賣命「おきながたらしひめのみこと」)の三座の神々をお祀りしています。

御神木の楠

ご本殿をお参りした後は時計回りにぐるりとご本殿の周りを歩いてみました。

ご本殿の西側、壁の向こう側に巨木が立っていますが、こちらは御神木の楠で楠木正成公が1334年(建武元)に必勝祈願で奉納した楠と言い伝えがあるとか。

樹齢はなんと700年前後と見られ、京都府指定の天然記念物となっています。必勝祈願、合格祈願するならこちらも参拝しましょう。

境内摂社・若宮社と若宮殿社は男女の厄除祈願場所

石清水八幡宮境内には複数の摂社があります。

その中でも若宮社、若宮殿社は中心社殿とほぼ同時期に造られた建物で石清水八幡宮の社殿形式を知る上で重要な建造物となっています。

若宮社は男性守護の神、若宮殿社が女性守護の神となっているのですが、厄除祈願の際に黄色いタスキを掛けてご本殿でお祓いを受けます。

その後、本殿横にある仮設テントでタスキに名前を書き、男性は若宮社、女性は若宮殿社へ行ってタスキを社殿前に奉納(タスキを掛けます)してお参りする。

これが石清水八幡宮の厄除祈願の流れとなります。

厄除開運の初穂料は10,000円となっています(家族同伴でのお参りも可)。

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本殿裏側にある鬼門封じ

石清水八幡宮は都の裏鬼門にあたることは既に紹介の通りですが、ご本殿の裏側にある若宮社前にある石垣が急に斜めに切り取ったような箇所がある事に気付きます。

普通に歩いてると気付かずに通り過ぎるレベルですが、気付くととても珍しい石垣になってるので注意して見てみましょう。

これは「鬼門封じ」のための建築技法で、日本古来よりおとぎ話によく登場する“牛の角を持ち、虎の毛皮を身にまとった鬼”が来るという丑寅(東北)の方角にあたるからです。

石清水八幡宮から見た東北とは都の方角にあたるのですが、石清水八幡宮都から見ると鬼門にあたる、というわけですね。

ちなみに都から見た裏鬼門は南西にある石清水八幡宮の方向にあたるわけですが、架空の存在といえども古来より日本において“鬼”とは“厄”そのものだったというわけですね。

厄介な出来事をよく“鬼の仕業”といいますが、鬼門封じとは即ち厄除に通じるんですね。

石清水八幡宮を訪れたらぜひ見て欲しい絶景

石清水八幡宮のご本殿がある境内ですが、山頂にあるため辿り着くのに時間を要しますが、山頂境内はそう広くないので普通に拝観するのなら15分もあれば充分です。

厄除などご祈祷をされる場合は混雑状況にもよりますが、30分以上は必要かと思います。

さて、お参りをした後、南総門を出て表参道方面へ進むと左手に裏参道、ケーブル山頂駅方面へと続く通路案内があります。

ここでは石清水八幡宮参拝のあとにぜひ訪れて欲しいスポットの紹介です。

京都随一の絶景展望台

裏参道方面入口には「京都随一の絶景ポイントの展望台はこちらへ」と書かれた看板が立っており、つい吸い込まれるようにそちらへ。

表参道同様緩やかな下りの道が続き、すぐにケーブル山上駅方向と裏参道の分かれ道に辿り着きます。

ケーブル山頂駅方向へ進むと展望台と呼ばれる場所があり、そこから京都を一望することができます。

美しい自然と山並みを眺望できる展望台

石清水八幡宮は京都府南部の大阪との県境に近い場所にあり、ここからの眺めは眼下に宇治川、桂川、木津川が合流する淀川の起点など自然豊かな風景が広がります。

京都市街地は遥か遠望する、といった方がいいでしょう、京都駅前の京都タワーですらホントにつまようじにも満たない小さな点サイズで何とか見えるくらい離れてます。

その先には比叡山と東山三十六峰、反対側正面には愛宕山をはじめとする西山連山を眺望することができます。

ここは街並み眺望というよりは自然豊かな京都府南部の山城平野を一望できる場所といったほうがいいですね。

「麒麟がくる」クライマックスの地を俯瞰

先ほどの眼下に広がる宇治川、桂川、木津川が合流する淀川の起点は“麒麟がくる”クライマックスの地でもあります。

なぜ光秀がこの地で秀吉を迎え撃とうとしたのか?がわかる地形の答えが隠されてます。

春には桜、秋には紅葉も楽しむことができますし、麓の宇治川と木津川を分ける桜並木の名勝としても有名な「背割堤」を眼下に眺望することができます。

文字通り、桜並木が龍の背のように続く光景は圧巻です。

背割堤さくらまつり(淀川河川公園)で桜トンネル満喫!開花状況は?
2020年の印象は咲き始めが早かったわりに開花後3月3連休明けがやや気温が低い日が続いたのでやや長持ちしてる印象ですね。毎年、自転車(チャリ)で河川敷沿いを走っていく、京都府八幡市の背割堤さくらまつりですが残念ながら2020年は中止となりました。さくらまつりは中止ですが、桜並木の通り抜けは楽しむことができます。

石清水八幡宮に存在した「男山四十八坊」について

古来より石清水八幡宮は神仏習合の地として知られ、江戸時代末期まで男山の至る所に数々の坊や仏堂が存在していました。

しかしながら明治時代の神仏分離令によってその殆どは姿を消しましたが、表参道沿いに垣間見ることができる石垣はまさに「坊」とよばれた寺院跡なのです。

表参道をあがりながら歴史の足跡に触れることができるのも「石清水八幡宮」参拝の魅力のひとつですね。

有名な「坊」についていくつか紹介しましょう。

東谷・橘本坊

橘本坊は平安後期に石清水八幡宮社頭で元服したという「八幡太郎」こと源義家の孫である義康を祖とする武家の名門、足利氏の祈願所です。

誰もが日本史で学んだ室町幕府を開いた足利尊氏以降、約240年にわたり日本を統治した有名な武家ですね。

足利氏と石清水八幡宮には様々な縁があり、金閣寺を建てたことで有名な室町幕府3代将軍の足利義満公の母、良子は石清水八幡宮寺の長官を務めた「善法寺家」の出身。

また足利将軍の多くは石清水八幡宮に何度も参詣し、勅祭の石清水祭(9月15日)の前身である「放生会(ほうじょうえ)」を執り行ったと云われます。

また橘本坊には八幡太郎義家の産衣や甲冑がありましたが、1759年(宝暦9)の火事で焼失し、現在は石垣を残すのみとなっています。

南谷・宝蔵坊

南谷にあった宝蔵坊は江戸幕府初代将軍の徳川家康が早くから祈願所とした場所です。

以来、徳川将軍家の「坊」として江戸時代に隆盛を極め、1863年(文久3)に孝明天皇が祈願を行ったことでも有名です。

石垣の高さは「男山四十八坊」のなかでも随一と云われ、正法寺開祖の志水家の娘で家康の側室となったお亀の方(相応院)のおかげで江戸幕府より手厚い保護下にあったのです。

宝蔵坊は江戸幕府が直接修理や築造を行ったため、詳しい絵図が複数現存しており、客殿や庭を配し、湯殿や蔵が坊の敷地全体に所狭しと建ち並ぶ様子が残されています。

時代背景もあり、「坊」にはそれぞれ造られた時代背景などを繁栄しているため、同じ石垣でも「坊」ごとに異なった石の形をしてるのでじっくり観察してみましょう。

石清水八幡宮のアクセスと駐車場について

●石清水八幡宮
TEL:075-981-3001
〒614-8588 京都府八幡市八幡高坊30
■拝観料金 境内自由
■拝観時間 ※季節によって異なる
5:30~18:30(4-9月)
6:30~18:00(10-3月)※10月のみ6:00~
6:30~23:00(大晦日)
■アクセス
・京阪石清水八幡宮駅下車、表参道徒歩30分
・京阪石清水八幡宮駅下車、ケーブル乗継山上駅から徒歩6分
・京都京阪バス「石清水八幡宮駅」下車、表参道徒歩30分
■駐車場
・山麓駐車場 有料500円
・第三駐車場(山頂) 無料


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まとめ

今回は京都府南部、八幡市男山山上に鎮座する「石清水八幡宮」の紹介でした。

京都の中心地からやや離れていますが、京阪電車でのアクセスが京都、大阪からとても便利ですし、山上ですが山頂付近までケーブルも運行しています。

Kyotaroは車で山の反対側から住宅街を経由して行きましたが、とにかく住宅街は迷路のようでこれといった目印もありませんのでカーナビは必須でしたね。

厄除開運の神様ということですが、現在世界を震撼させる疫病によって全ての人が“ウィルス”という“鬼”に怯えながら生活してる、全世界が厄年のようになっています。

そういう意味では“疫病退散=コロナ滅=鬼滅”すなわち“厄祓い”をお祈りし、この逆境を乗り越えて普段の生活が一日も早く取り戻せるよう祈願してきました。

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