蚕の社(木嶋神社)は京都の神秘的な三柱鳥居パワースポット

神社仏閣(観光)
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京都大好きサラリーマンブロガーのKyotaroです。

京都には四条大宮から嵐山へと続く「京福電鉄」が走っています。

通称・嵐電と呼ばれる私鉄の沿線に「蚕の社(かいこのやしろ)」という駅があるのをあなたはご存知でしょうか?

読み方がわからない人も多いようですが、地元の人ならたいてい通じます。

実はこの“蚕の社”と呼ばれる「木嶋神社」は京都にあるとてつもないパワースポットでもあるのです。

詳しく見ていきましょう。


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蚕の社(木嶋神社)の三柱鳥居から感じるパワー

京都太秦にある“蚕の社(かいこのやしろ)”は京都以外の人はなかなか読めないことが多いようですね。

蚕の社”は正式名称を「木嶋坐天照御魂神社」といいますが、さらに読めない人が多くなります。

「木嶋坐天照御魂神社」と書いて“このしまにますあまてるみたまじんじゃ”と読みます。

地元では“蚕の社”“木嶋神社”と呼ばれて親しまれています。

京都の三珍鳥居のひとつ「三柱鳥居」

蚕の社(木嶋神社)には京都の三珍鳥居のひとつ、「三柱鳥居」がありパワースポットやスピリチュアルスポットとして有名です。※2020年7月26日現在補強工事中

境内参道を100mほど進んだ先、拝殿から本殿の脇に鳥居が建っており、その先の深い森の池に三本柱の鳥居があり、何とも言えないオーラを感じます。

三本柱の中央にある組石は本殿の御祭神の神座で宇宙の中心を表し、四方より拝むことができるように建立されておりオーラを感じずにいられません。

ちなみに池といっても現在、水は枯れており、池から流れ出す川も今は水が枯れた状態のままになっています。

池は枯れてますが、かつては「土用の丑」の日にこの神池に手足を浸すことで諸病予防になるという信仰があったといいます。周囲の森が何とも言えない厳かな雰囲気です。

この池は“元糺の池”と呼ばれ、手前の参道は“元糺の森”と呼ばれ、嵯峨天皇の時代に下鴨神社の“糺の森”に遷ってから“元糺”というようになったので、その大元だったのではないか?と云われています。

木嶋神社(本殿)と蚕養神社(東本殿)

蚕の社”こと「木嶋神社」の入口に建つ木造りの珍しい鳥居。色も朱色ではなく、木の素材丸出しの鳥居になっています。

鳥居の先には“元糺の森”と呼ばれる参道が100mほど拝殿まで続きます。

拝殿の先には本殿、木嶋坐天照御魂神社があります。

本殿の東隣にもうひとつ社殿(東本殿)があり、こちらが「蚕養神社(こかいじんじゃ)」。

いわゆるこちらが“蚕の社”と呼ばれていて、本殿の木嶋神社とともに地元では親しまれていますが、いつしか“かいこのやしろ”という名のほうが有名になり、駅名にもなっているのです。

蚕の社と豪商・三井家の関係

蚕の社は江戸時代末期の豪商であった三井家にゆかりがあり、そのことから製糸業者や繊維業関係者から篤い信仰を集めています。

その影響もあり、神社の総称が“蚕の社”と呼ばれるようにもなり、当時の呉服商として京都で有名であった豪商・三井家が京都における守護神として篤く信仰していました。

明治時代になってから三井家が東京に拠点を移した後も“蚕の社”を守護神とする篤い信仰は続き、その深い関係が続いたと云われます。

旧三井家別邸が下鴨神社の近くにあり、“糺の森”の大元が“蚕の社”の“元糺の森”であったことと関係があるようです。

蚕の社(木嶋神社)パワースポットとしての見どころ

蚕の社(木嶋神社)は参道からスピリチュアルで神聖なパワーを感じるスポットですが、そのパワースポットとしての魅力についてみていきましょう。

本殿、東本殿、三柱鳥居以外にも見どころがあり、中国より日本にやって来たという渡来氏族である秦氏にもゆかりがあるようです。

木嶋坐天照御魂神社

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御祭神には学問の神、祓いの神でもある“天之御中主神外四柱”こと“大国魂神”“穂々出見命”“鵜茅葺不合命”“瓊々杵尊”をお祀りしており、創建年代は不明。

「続日本紀」701年(大宝元)4月3日の条に記載があるのでそれ以前に祭祀されていたことがわかるが、詳細については不明のようです。

“天之御中主神”を主祭神として上は天神、下は地神に渉って御魂の総徳を感じることから天照御魂神と称し奉られています。

近隣地の太秦にある「広隆寺」の創建とともに勧請されたという言い伝えが今でも残ります。

蚕養神社(蚕の社)

木嶋神社の本殿東側に鎮座する社殿が「蚕養神社(蚕の社)」であり、今から約1500年前の雄略天皇の時代に現在の中国南部からの渡来氏族・秦氏にゆかりがあるといいます。

秦氏は日本へ渡来の際に数多くの絹や綾をこの地で織り出し、推古天皇の時代には太秦の由来となる「兎豆麻佐」の姓を賜りました。

その繁栄を祈るために養蚕、織物、染色の祖神をこの地で勧請したのが「蚕養神社(蚕の社)」の始まりとされます。

以来、「蚕養神社(蚕の社)」は養蚕、織物、染色の守護神としてこの地で祀られ、江戸末期より呉服問屋として有名な豪商・三井家からも篤い信仰を受けていました。

椿丘大明神

蚕の社(木嶋神社)」境内、“元糺の森”参道の途中、左手には「椿丘大明神」があり、狛犬ならぬ“狛狐”に見守られた脇の参道があります。

境内末社ということですが、奥へ進むと「白清社」と書かれた“祠”があり、石室のなかに「白清稲荷」が祀られています。

正直、かなり恐ろしいというか、石室の中に入っていいのか?という気にさせられますが、中でお参りができます。

「白清社」の手前、右手にも三つの末社、そして「白塚」と書かれた石碑があり、独特の世界観というか、空間のエリアがあります。

とてつもないオーラを感じる「白清稲荷」は秦氏の墓である「天塚古墳」から移されたものとされ、稲荷大明神が祀られています。

京都の「伏見稲荷」も秦氏によって創建されたというので納得です。

とにかく“神聖な地”であることは行ってみるだけで体感できるので「蚕の社(木嶋神社)」参拝の際にはぜひ、立ち寄ってお参りしてみて下さい。

蚕の社へのアクセスと駐車場について

■蚕の社(木嶋坐天照御魂神社)
TEL:075-861-2074
〒616-8102 京都府京都市右京区太秦森ケ東町50-1
拝観料金 無料、境内自由
拝観時間 拝観自由
アクセス
京福電鉄嵐山線/「蚕ノ社」下車、徒歩5分
京都市営地下鉄/「太秦」下車、徒歩7分
駐車場  なし

まとめ

今回は結構な京都ローカルネタ“蚕の社”こと「木嶋神社」の紹介でした。

ローカルながらパワースポット、スピリチュアルスポットとしてなかなかの神社です。

京都御苑、九条邸跡「厳島神社」の唐破風鳥居、北野天満宮・末社「伴氏社(ともうじしゃ)」の蓮弁形鳥居とともに京都三珍鳥居のひとつに数えられる「三柱鳥居は必見です。

“元糺の森”“元糺の池”など神社境内を囲む静かな森林が何とも言えない厳かな雰囲気を醸し出し、神聖なオーラを感じずにはいれないスポットです。

“元糺の池”は現在、水が枯れており、池から流れ出す川にも水はありません。その風景すら神々しさを感じさせる景観になっています。

あなたも太秦へお出かけの際には、京福電鉄でローカル線の旅など如何でしょうか?


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