【京の六地蔵めぐり】常盤地蔵・源光寺は義経の生母・常盤御前の故郷

京の六地蔵めぐり
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京都在住のブロガーKyotaroです。

今週は7月の4連休、本来であれば7月25日待ちに待った「東京五輪」開幕ウィークだったはずですが、無念の一年延期。

そして世の中の話題はコロナ禍からの経済活動復活の一環である「Go To トラベルキャンペーン」一色。

全ての根源は“コロナ禍”にあり、一日も早い終息を祈願するため“京の六地蔵めぐり”のひとつ「常盤地蔵」をお参りして来ました。

詳しく見ていきましょう。


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“京の六地蔵めぐり”のひとつ常盤地蔵・源光寺を参拝

常盤地蔵・源光寺は正式名称「常盤山源光寺」といい、臨済宗天龍寺派の尼寺で御本尊は観音菩薩を祀ります。

京都市右京区常盤の住宅街に佇む、本当に小さな尼寺で境内諸堂は六角の地蔵堂があるのみの規模です。

京の六地蔵めぐり第4番札所として地蔵堂に常盤谷地蔵が安置、境内には常盤御前のお墓もあります。

因縁解決、霊障のご利益があり“悪い縁を良き縁に変えてくれる”という信仰が昔からあります。

創建の時代や変遷についての詳細は不明の寺院ですが、平安時代末期1138年前後に義経の母にあたる常盤御前によって結ばれた浄土宗の庵、常盤院が起源とされます。

その後、江戸時代1178年に真錘尼が浄土宗より禅宗である臨済宗に改変、霊源禅師を中興開山に請じて再興され、1945年に源光寺に改名されました。

境内は山門入って正面に地蔵堂、山門両脇には右手に“美薬大菩薩”、左手に“厄除観世音菩薩”が安置されており、他に“トゲ抜き地蔵”、その近くには“常盤御前像”がある。

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京の六地蔵めぐり第4番目の札所ですが、六地蔵のなかでも山科地蔵に次ぐ小さな寺院という印象を受けます。

※2020年7月22日現在、境内地蔵堂が改修工事中であるが参拝することは可能でした。

京の六地蔵めぐりはお幡を集めて厄病退散を祈願する伝統行事
世間では連日のように“新型コロナ感染者”の日あたり感染者数の記録更新という嫌なニュースが続いてます。“新型コロナ感染者”が増え続ける中でスタートした「Go To トラベルキャンペーン」も物議を呼んでいますね。今年は“コロナ退散”を祈願するため8月に人生初の“京の六地蔵めぐり”に挑戦しようと思います。

常盤地蔵・源光寺は義経の母である常盤御前ゆかりの尼寺

寺院の山号にもなっている「常盤山」ですが、地元京都の人が聞いてイメージするのは右京区鳴滝、北嵯峨周辺一帯の山々ですね。

この付近は京都中心街から離れた距離にあり、現在も自然豊かなエリアで京都嵐山や嵯峨に近いエリアでもあります。

地元を走る“嵐電(らんでん)”こと「京福電鉄」の駅にも「常盤駅」があり、有名観光地「京都映画村」から歩いて行ける距離です。

京都市右京区の地名として定着してる「常盤」は牛若丸こと“源義経”の生母である“常盤御前”の故郷であり、常盤御前が結んだ浄土宗の庵、常盤院が起源となっています。

義経記には「常盤と申すは日本一の美女なり」と記されており、傾城の美人であったようであの平清盛公も一目惚れしたといいます。

母を平家に人質とされた常盤御前は3人の子とともに平家の本拠地・六波羅へ自首します。

その際、平清盛に見初められ、子供たちの命を救うために妾になったことは歴史上有名な話ですね。

この時救われた3人の子のひとりが“牛若丸”で後に平家を追い詰め、壇ノ浦の合戦で勝利することとなる「源義経」だったのです。

晩年、常盤御前は一人で生まれ故郷の「常盤」で隠棲したと云われます。

常盤地蔵・源光寺へのアクセスと駐車場について

■常盤山源光寺
TEL:075-872-8157
〒615-8071 京都府京都市右京区常盤馬塚町1
拝観料金 無料
拝観時間 9:00~17:00
アクセス
京福電鉄/「常盤駅」下車、徒歩3分
JR山陰本線/「太秦駅」下車、徒歩7分
駐車場 なし

まとめ

京都市右京区常盤の住宅街に佇む小さな尼寺“常盤地蔵”こと「源光寺」の紹介でした。

2020年7月現在、地蔵堂の改修工事が行われていますが、参拝は普通にできました。

常盤地蔵・源光寺の境内は5分もあればお参りできる規模ですが、常盤御前ゆかりの寺院として奥深い尼寺で境内に常盤御前のお墓もあります。京の六地蔵めぐり第4番札所。

周辺には嵐山や嵯峨など観光地の他、「京都映画村」からも歩いて10分程度の距離にあります。


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