【妙心寺塔頭】東林院の幻想的なライトアップ梵燈のあかりに親しむ会

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京都在住のブロガーKyotaroです。

コロナ禍で迎えた本格的な秋、京都は例年とは違った印象の秋を迎えています。

京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺は禅寺としても有名ですが、周辺には46もの塔頭寺院がある広大な敷地の寺院。

実は妙心寺境内が塔頭寺院とともにひとつの大きな街となっており、境内は地元住民の生活道路でもあります。

そんな時代劇に出てきそうな街並みのはずれに「東林院」は佇んでいます。

今回はこの「東林院」で行われた京都でも人気を誇る秋のイベント「梵燈のあかりに親しむ会」の紹介です。


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東林院の幻想的な夜間ライトアップイベント

東林院は大本山妙心寺の46ある塔頭寺院のひとつで通常は非公開の寺院です。

樹齢300年の沙羅双樹の銘木で知られ、通称「沙羅双樹の寺」と呼ばれています。

例年6月中旬頃に開催される「沙羅の花を愛でる会」は初夏の風物詩として人気があり、秋の風物詩「梵燈のあかりに親しむ会」とともに「東林院」2大イベントになっています。

秋の夕暮れは風情満点!幻想的な妙心寺境内

今回は東林院の「梵燈のあかりに親しむ会」開始時間に合わせて夕刻に妙心寺を訪れて先に法堂内天井の探幽「雲龍図」と寺院の厨房としての役割を担っていた庫裡を見学。

拝観後に東林院のほうへ歩いて行きました。夕方17時をまわり、妙心寺境内、塔頭寺院が並ぶ街並みは幻想的な光景に包まれていました。

家路を急ぐ自転車の人、犬の散歩をしてる人、車が行き交うなど妙心寺境内はお寺敷地内ながら周辺地域に溶け込んだひとつの街並みを形成している珍しいエリア。

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京都市右京区花園は、北は衣笠山、西に双ヶ岡など洛西の自然豊かな環境に恵まれたエリアです。そんな京都花園にあるのが大本山・妙心寺です。臨済宗妙心寺派の大本山で広大な敷地内には46もの塔頭寺院が建ち並び、境内は地元の人々にとって生活道路となっています。そんな広大で日本最大級の禅寺と呼ばれる妙心寺に行って来ました。

そんな妙心寺の東側に「東林院」があります。

日が沈み、ライトアップの時間が近づくと灯りに包まれた山門が闇夜に浮かび上がります。

開催期間わずか10日の特別拝観

今回の目的は毎年10月に10日間だけ行われる「梵燈のあかりに親しむ会」、いわゆる庭園のライトアップイベントを観賞するため。

最終日の日曜日という事でしたが、そこまで人も混雑することなく、到着した時は10名程すでに拝観開始を待つ参拝者の短い行列ができていました。

18時から開始ですが、今回は15分も早く拝観開始、境内に入ることができました。

18時前ですが周囲は真っ暗、充分にライトアップを楽しむことができました。

まず最初に辿り着くのが本堂前庭です。

ここは初夏の「沙羅の花を愛でる会」の会場でもあり、数十本の沙羅双樹の木があります。

この本堂前庭がろうそくの灯りによって幻想的な世界になっています。

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満月と梵燈を眺めながら、心を鎮めることができる空間ですね。


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「梵燈のあかりに親しむ会」のメイン会場は「蓬莱の庭」

本堂前庭の梵燈の灯りを楽しんだ後は、「梵燈のあかりに親しむ会」のメインとなる「蓬莱の庭」へ。

本堂の廊下をさらに奥に進み、本堂前庭とは反対側(本堂北側)にある庭園が「蓬莱の庭」で「梵燈のあかりに親しむ会」のメイン会場です。

本堂前庭とは対照的に梵燈の明るさがさらに際立った、まさに「秋の夕べ」というに相応しい光景が広がります。

梵燈によって描かれた文字


本堂前庭よりさらにたくさんの梵燈の灯りがあり、暫く軒先に座り込んで眺めるのがおすすめです。

本堂から眺める「蓬莱の庭」正面に並べられた梵燈の灯りによる文字はその年の世相を反映した文字が描かれてるのでしょうか?

過去の写真を見ると毎年、描かれる文字が変わっていることに気付かされます。

2020年は新型コロナ流行に始まり、コロナ禍との戦いの中で一年が終わりそうです。

そんな2020年を反映しての文字でしょうか?梵燈による「是好日」の文字と灯籠による「事無」の文字が庭園中央に浮かび上がってました。

梵燈を眺めながらコロナ退散を祈願


東林院「蓬莱の庭」が「梵燈のあかりに親しむ会」のメイン会場ということもあり、18時半近くになるとたくさんの人が拝観に訪れて来られます。

今年はコロナの影響もあるのでしょうか?イベント最終日の日曜日でも拝観者は少なめでそれなりにゆっくり庭園ライトアップを楽しむことができました。

梵燈による「是好日」の文字と灯籠による「事無」の文字を眺めながら、本当に厳しい一年を振り返り、今年もあと2ケ月あまりになってることに改めて気付かされます。

心静かに「コロナの早期退散」を祈願しながら、今年は訪れる神社仏閣で常に“疫病退散”を祈願してきたことを思い出した瞬間でもありました。

春先から初夏は茅の輪くぐり、各施設における医療従事者へ感謝の気持ちを込められたブルーライトアップ、そして「梵燈のあかりに親しむ会」で描かれた文字。

来年もこの場所を訪れたいと思います。

東林院へのアクセスと駐車場について

■妙心寺東林院 ※通常非公開
TEL:075-463-1334
〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町59
拝観料金 「梵燈のあかりに親しむ会」600円
拝観時間 18時~21時(入門は20:30まで)
アクセス JRと市バスが便利
・JR山陰本線(嵯峨野線)「花園駅」下車、南総門徒歩5分
・京福電鉄(嵐電)「妙心寺駅」下車、北総門徒歩4分
・京都駅より市バス26系統「妙心寺北門前」下車、北総門まで徒歩2分
・四条河原町より京都バス62・63・65・66・67系統「妙心寺前」下車、南総門まで徒歩4分
駐車場 第1駐車場、第2駐車場完備・無料


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まとめ

「梵燈のあかりに親しむ会」2020年の開催期間は10月16日~10月25日で終了したイベントですが、もしこの記事を見て来年以降に訪れてみようと思っていただけたら幸いです。

10月に開催されるイベントなのでまだ紅葉シーズンには程遠く、京都の観光ピーク手前ということもあり、比較的ゆったり観光ができます。

妙心寺と他の塔頭寺院拝観と合わせれば半日コースの拝観となりますので、お越しの際はゆとりをもった計画をたててお越し下さい。

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京都市右京区花園は、北は衣笠山、西に双ヶ岡など洛西の自然豊かな環境に恵まれたエリアです。そんな京都花園にあるのが大本山・妙心寺です。臨済宗妙心寺派の大本山で広大な敷地内には46もの塔頭寺院が建ち並び、境内は地元の人々にとって生活道路となっています。そんな広大で日本最大級の禅寺と呼ばれる妙心寺に行って来ました。

見応えは充分にあるエリアで周辺には仁和寺、龍安寺、嵐山へのアクセスも便利なスポットです。

※東林院は通常非公開につき、訪れる際は予めホームページ等で確認の上、お出かけ下さい。

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