花と水の京都ってどんなイベント?花手水とレインアートがある寺社へ

イベント・花火
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

雨の日はどうしても気分が晴れないし、せっかくの京都観光の日に雨が降ると“残念”な気持ちになりますよね。

中には“雨の日”が好きという人もいると思いますが、何となくその気持ちが“わかる”体験を京都の寺社めぐりでしてきました。

コロナ禍で気持ちが沈む、雨が降ってさらに暗い気持ちになる、そんな気分を癒してくれる演出に少し“心が踊らされた”体験を紹介します。


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花と水の京都とはどんなイベント?実際に行って来た

「花と水の京都」とはJR東海が展開する“そうだ京都、行こう。”キャンペーンが展開するイベントのひとつ。

近年、SNSで話題の“花手水(はなちょうず)”と雨の日や打ち水によって浮かび上がる芸術“レインアート”など梅雨時期や雨の日を逆手に取ったイベント内容となっています。

「花と水の京都」開催期間は2021年6月1日~9月30日までとなっていますが、“花手水”と“レインアート”両方を楽しめるのは2021年8月31日までとなっています。

今回、Kyotaroが訪れたのは“花手水”と“レインアート”の両方が楽しめる京都3社寺です。

手水舎を彩る美しい花々に癒される花手水

今や初夏の風物詩でSNSでも全国的に話題沸騰の定番になった“花手水”ですが、もとは神社仏閣にあった手水舎に季節の花々を生けたのが始まり。

その火付け役になったのが京都の「柳谷観音 楊谷寺」ですね。

本来、手水舎は神社やお寺を参拝する前に身を清める場所、という印象がありました。

ですが、手水舎に花を生けることでまるでアートのような世界がそこに広がり、SNSで全国的にバズったのが「柳谷観音 楊谷寺」というわけです。

最近は各お寺のツイッターやインスタグラムの積極的な配信により、全国に“花手水”が波及して京都の寺院でも各所で“花手水”が見られるようになりました。

京都では元祖の西山三山のひとつ「柳谷観音 楊谷寺」が紫陽花の季節から秋の紅葉まで、東福寺塔頭「毘沙門堂 勝林寺」が週替わりの“花手水”で話題となっています。

今回の「花と水の京都」では、他に北野天満宮、上賀茂神社、金戒光明寺、二尊院、祇王寺が参画されているので機会があればぜひ訪れてほしいですね。

金戒光明寺はかなり特色のある個性的な“花手水”に驚かされます。

コロナ禍の時代、心も体も疲れ気味と思いますが、心と体に癒しとほっこりした気分を届けてくれるアートな感じがKyotaroも気に入ってます。

蒸し暑い京都を涼やかに演出するレインアート

<雨が降らないと浮かび上がらない仕掛け>

“レインアート”とはそもそも何ぞや?という人も多いので簡単に説明すると、水に濡れるとその箇所に模様が浮かび上がる仕掛けが石畳や坐禅石に施されているアートのこと。

あまり馴染みがないと思うのですが、打ち水をかけたり、雨が降って来て地面が濡れることでそこに“もみじ”や“梅”“桜”といった模様や“絵文字”が現れる神秘的な仕掛け。

今回“レインアート”があるのは「柳谷観音 楊谷寺」「毘沙門堂 勝林寺」「北野天満宮」の3社寺となっています。

「北野天満宮」は楼門から境内に入ったすぐ右手にある“花手水”が施された手水舎の前に“レインアート”が描かれているのですが、雨が降らないと見ることが出来ません。

結構な範囲に“レインアート”が描かれてるので手水舎の水を撒いたくらいでは浮かび上がらないので、雨天時しか見ることが出来ません。

「楊谷寺」と「勝林寺」には打ち水が用意されてるので水を撒けば、晴れの日でも“レインアート”を楽しむことができます。

各社寺の“レインアート”の様子については後ほど詳しく紹介します。

可愛らしいペーパーアートのお花「花と水の占い」

続いて“ペーパーアート”ですが、こちらは「柳谷観音 楊谷寺」のみ開催の限定イベントとなっています。

境内の書院受付の前に花手水をモチーフにした“オブジェ”とお花や風車(かざぐるま)の“ペーパーアート”が飾られ、“納涼”を演出しています。

“ペーパーアート”は2021年6月1日から始まり、8月7日までの限定開催となっていますので開催期間終了が「花と水の京都」終了よりもかなり早くなっていますので注意を。

最終日の8月7日(土)には「花と水の占い」イベントの目玉として花をかたどった占いを先着順にプレゼントされる催しもフィナーレで開催されます。

※イベント当日の朝9時より山門付近のテントにて整理券を配布、無くなり次第、配布終了となります。

花手水とレインアートが美しい京都3社寺を紹介

Kyotaroが訪れたのは“花手水”と“レインアート”が同時に楽しめる3社寺「柳谷観音 楊谷寺」「毘沙門堂 勝林寺」、そして「北野天満宮」です。

もともと3社寺とも“花手水”の演出はされており、拝観に訪れた人はほとんど写真を撮って行かれるほどの人気ぶり。

お花の入替日だったので“花手水”を見るため先日訪れた東福寺塔頭寺院のひとつ「毘沙門堂 勝林寺」でたまたま手水舎横で見た“レインアート”がきっかけで他の2社寺もめぐりました。

その時の様子をそれぞれシェアします。

毘沙門堂 勝林寺の花手水とレインアート

先日、「大本山 東福寺」と塔頭寺院のひとつ「天得院」の桔梗の花を見に行った帰り、通り道なので同じく塔頭寺院の「毘沙門堂 勝林寺」を訪ねました。

もちろん、お目当てはインスタ映えを期待しての“花手水”でした。

ちょうどその日がお花の入替日ということで週替わりの美しい“花手水”と本堂前にある吉祥紅葉の眩しい“青もみじ”を観に行きました。

本堂で“コロナ退散祈願”“家族の健康祈願”のあと手水舎へ行ってみると見事、鮮やかな“花手水”の初夏バージョン。

「毘沙門堂 勝林寺」では週替わりで“花手水”の花々が入れ替わるので毎回SNSで拝見していますが、たまに見に行くとその鮮やかさに感動させられます。

もはやお寺さんによるこだわりの“アート”ですね。

“アート”な“花手水”と関心して写真を撮ってる自分の足元にいつもと違う異変を感じたのはその時でした。

「ん?なんじゃこりゃ!?」と思って2,3歩下がって見てみると見事な“もみじ”や“花”の絵が浮かび上がってることに気付きました。

そう、これがJR東海の京都キャンペーン「そうだ京都、行こう。」で展開されてる「花と水の京都」イベントの“レインアート”だったんですね。

Kyotaroの前に手水舎を訪れた人が“打ち水”をして浮かび上がってたようですが、端っこが乾いて絵が欠けてたのでもういちど水を撒いて全体が浮かび上がるように。

なるほど、これは面白い仕掛けだなぁ、と感じ、心が癒されました。

【東福寺塔頭】毘沙門堂・勝林寺にてSNSで話題の花手水と紅葉観賞
京都には12月中旬のこの時期になっても花手水が楽しめる寺院があります。その寺院とは東福寺塔頭のひとつ「毘沙門堂 勝林寺」で東福寺通天橋から徒歩5分以内の住宅街にあります。東福寺の紅葉シーズンは終わりましたが、「毘沙門堂 勝林寺」には12月になっても花手水があり、土曜日は花を替える日ということで早速行って来ました。

柳谷観音 楊谷寺の花手水とレインアート

その後“レインアート”が展開されてる寺社をめぐろうとしてましたが梅雨明け直前の集中豪雨で激しい雨の日が京都でも続いており、なかなか「柳谷観音 楊谷寺」に行けずにいた数日後。

その日も大雨予想でしたが、朝起きてみると京都は晴れ間が出ていたので思い立って車に飛び乗り、“西山三山のひとつ”を目指して行きました。

花玉手水

朝9時過ぎ、誰もいない境内へ一番乗り、ちょっと得した気分でしたが、恒例により山門の近くにある“花手水”へ。

「柳谷観音 楊谷寺」では例年6月上旬から7月上旬まで「あじさいウィーク」が開催され、拝観有料の時期となり“花手水”も紫陽花で埋め尽くされます。

<2020年のあじさい手水>

今回Kyotaroが訪ねた時、“花手水”は“花玉手水”となっていましたが、これはこれで綺麗でしたね。

剪定されてた紫陽花、見納め

初めて“花玉手水”を見て心が癒され、「独鈷水(おこうずい)」へ目の健康祈願、そして本堂から書院を抜けて奥之院まで上がる恒例のルートで参拝をしてきました。

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「あじさいウィーク」の期間中に“あじさい回廊”と呼ばれる奥之院へと続く回廊沿いの紫陽花はすでに剪定されてました。

奥之院まで辿り着くと周辺の紫陽花を係りの方々が剪定作業をされてて少し寂しい気持ちになりました。

中には最盛期を迎えてる紫陽花もあったのですが、見納めという事で写真に納めてきました。

レインアートを探せ!

ちなみにずっとKyotaroが気になってたのが“レインアート”はどこにあるのか?という事でした。

自分で探してみよう、と思いひと通り境内を歩いてめぐり、紫陽花も見納めと思って山を下ってきた「阿弥陀堂」と「無料休憩所」の間にある「苔手水」に打ち水が置いてあることに気付きました。

「おっ」と思い、打ち水を「苔手水」前の石にかけてみると見事に“レインアート”が浮かび上がりました。

ここともう一か所、すぐ近くの無料休憩所の石畳の角っこにも仕掛けが施されています。

“レインアート”に興じるKyotaroを見守って下さるお地蔵様の笑顔にWで癒されました。

“いつもありがとうございます”合掌。

柳谷観音 楊谷寺であじさいの花手水を観賞、気になる拝観料は?
新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から拝観休止だった「柳谷観音 楊谷寺」も拝観が再開されました。善峯寺、光明寺とともに京都の“西山三山”のひとつに数えられる「柳谷観音 楊谷寺」は眼病平癒の“眼の観音様”として知られています。ここはフォトジェニックな“花手水”で有名な手水舎があり、SNSでも話題の寺院です。

北野天満宮の花手水とレインアート

「柳谷観音 楊谷寺」を後にする頃、徐々に雲行きが怪しくなってきました。

その日京都では雨予報が出ていたのでやはり“束の間の晴れ間”というわけだったようです。

携帯天気予報ではその後、昼前にかけて京都市内は雨予報となっていました。

雨天時しか見れないレインアート

間もなく雨が降る、「降ってくれ」と思いながら車を「北野天満宮」へ向かって走らせていました。

京都の寺社めぐりする時に雨が降ることを願って行くのは初めての体験かもしれません。

その理由は「北野天満宮」の“レインアート”は雨天時しか見ることができないことが事前の調べでわかっていたから。

「北野天満宮」へ到着時はまだ雨が降っていなかったので先に本殿参拝と境内に飾られた「茅の輪」や「七夕飾り」を見ながら過ごしてると雨が降り始めました。

早速、楼門近くにある手水舎へ向かうと大きく見事な“レインアート”が浮かび上がってました。

「花と水の京都」のロゴマークが“レインアート”で描かれてたのが印象的でした。

上品な生花のような花手水

楼門の巨大茅の輪をくぐって境内へ入るとすぐ右手に大きな手水舎があります。

正面に撫で牛が安置されてる「北野天満宮」ならではの手水舎です。

「北野天満宮」にも“花手水”として花が施されてるのですが、他の社寺と違い、生花のような上品な風格の漂う“花手水”になっていました。

「生け方 奉仕」という立札があったので、やはりその道の先生?プロ?によって“花手水”に花が生けてあるようです。

「柳谷観音 楊谷寺」や「毘沙門堂 勝林寺」とはまた雰囲気の異なる“花手水”が「北野天満宮」では楽しめます。

巨大茅の輪と七夕飾りに込められた想い

「北野天満宮」で雨が降るのを待っていたKyotaroは、先に境内を参拝していました。

2021年2月に子供たちの合格祈願で訪れて以来の訪問でした。

境内には修学旅行生が来ておられましたが、3密回避のためクラスごとに時間差をつけて参拝をしておられました。

境内には疫病退散を祈願するための巨大な“茅の輪”が「楼門」と「三光門」の先、本殿前の2ケ所に設置されてました。

また七夕まつりが8月上旬に行われるため、境内のあちこちに“七夕飾り”が設置されており、華やかな雰囲気に包まれて参拝ができました。

特に三光門へと向かう参道沿いにずらっと“七夕飾り”が並んでる光景はこの時期ならではの風物詩ですね。

“茅の輪”に無病息災=疫病退散、“七夕飾り”にコロナ禍での各々の願い事を託し、かつての生活を一日も早く取り戻せるように、との願いが込められていました。

“コロナの早期終息”と“家族の健康”を願って「北野天満宮」を後にしました。

北野天満宮は菅公ゆかり学問の神様、見どころと天神さんの七不思議
今年は全国の試験会場でコロナ対策をしながらの開催ということで普段より気を使う受験シーズン。我が家も長女、次男がW受験ということで日頃の感染対策はもとより日々の健康に留意しながらの受験シーズンとなっています。その一環で先日、長女を受験会場まで送迎して来た際に会場近くの「北野天満宮」へお参りに行って来ました。

レインアートがある3社寺へのアクセスと駐車場

●柳谷観音 楊谷寺
TEL:075-956-0017
〒617-0855 京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
■拝観時間 9:00~16:00(最終受付16:00)
■拝観料金 境内参拝自由
■アクセス 最寄駅の「西山天王山駅」から徒歩1時間
・阪急京都線「西山天王山駅」下車、徒歩60分
・阪急バス「奥海印寺」下車、徒歩40分
・タクシー利用の場合「西山天王山駅」より10分、「長岡天神駅」より15分
※アクセスが非常に不便なのでマイカーでの参拝者が多いです。
■駐車場 参拝者専用駐車場あり(※無料)

●毘沙門堂 勝林寺
TEL:075-561-4311
〒605-0981 京都府京都市東山区本町15-795
■拝観料金 ※下記のとおり
・特別拝観(新春・秋) 大人600円 高校生300円
■拝観時間 10:00~16:00
■アクセス 東福寺駅から徒歩が便利
・京阪&JR「東福寺駅」下車、徒歩10分
・市バス「京都駅前」より208系統「東福寺」下車、徒歩4分
・市バス「四条河原町」より207系統「東福寺」下車、徒歩4分
■駐車場 専用駐車場を利用(※スペース数台分)
※満車時は周辺のコインパークを利用。

●北野天満宮
TEL:075-461-0005
〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町
■拝観時間 ※季節やイベントで異なる
4月~9月 5:00~18:00
10月~3月 5:30~17:30
※もみじ苑ライトアップ、梅苑ライトアップの期間や正月等は夜間も開門。
■拝観料金 境内自由
※もみじ苑、梅苑の公開は有料大人1,000円、小人500円
■アクセス 最寄駅は京福電鉄「北野白梅町駅」
・JR京都駅より市バス50・101系統「北野天満宮前」下車
・阪急西院駅より市バス203系統「北野天満宮前」下車
・京阪出町柳駅より市バス102・203系統「北野天満宮前」下車
・京阪三条駅より市バス10系統「北野天満宮前」下車
・京福電鉄「北野白梅町駅」下車、徒歩5分
■駐車場  参拝者専用あり(普段は無料)
※毎月25日縁日、初詣時期、ライトアップ時期は非常に混雑するため公共交通機関を利用下さい。


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まとめ

今回はJR東海「そうだ京都、行こう。」キャンペーンで展開中のイベント「花と水の京都」で“花手水”と“レインアート”を展開する寺院にスポットをあてた紹介でした。

雨の京都というと憂鬱な気分になりますが、“レインアート”はまさにそんな気持ちを逆手に取ったイベント内容になっています。

特に「北野天満宮」では雨の日しか“レインアート”が見ることができない仕掛けになっていて雨だからこその楽しみがそこにはありました。

Kyotaroが「北野天満宮」に到着して15分後に雨が降り始めるという“幸運”にも恵まれしっかり3社寺の“レインアート”を楽しむことができました。

コロナ禍の梅雨空のもと、心が癒される時間の過ごし方を紹介させて頂きました。

一日も早い“疫病退散”を心より祈願しながら。

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