Kyotaroです。
政府の観光需要喚起策「GoToトラベルキャンペーン」が始まり、はや1ケ月が経ちました。
コロナ禍とこの連日の猛暑のなか観光需要喚起は期待していたほどではないようで、京都も例外ではないようですね(京都市内ホテル担当者)。
今年は梅雨明けも7月31日と遅かったため、8月後半のこの時期に残暑ではなく、猛暑日が続いています。
先日、訪ねてきた美山かやぶきの里がある京都府南丹市でも37.9度の過去最高気温を記録したそうです。
そんな暑い夏の京都で「納涼体験」ができる5つの“涼しい”社寺をまとめました。
京都で納涼体験ができる社寺3選
8月も20日を過ぎ、暦の上では立秋も過ぎてますが、猛暑の勢いが全国各地で止まりませんね。
年中症により救急搬送される人も過去最高だった昨年を上回る勢いで増えており、まだまだ残暑とはいえない暑さに注意が必要です。
そんな夏の暑い京都でも“納涼体験”ができる5つの社寺を紹介しましょう。
貴船神社(京都市左京区)
京の奥座敷と呼ばれる貴船にある「貴船神社」は、夏の風物詩である“川床料理”でも有名です。
水神を祀る神社としても知られ、最近はテレビ等でも話題になった「水占いみくじ」が人気で多くの参拝客で賑わっています。
境内の石垣から湧き出た御神水に占いみくじを浮かべると文字が浮かび上がるという神秘的なおみくじで、これがまたかなりの確率で当たる、と評判を呼んでいます。
京都市街からやや離れた山手にあり、境内から奥宮、結社あたりは夏場でも風が吹くと涼しく「納涼床」の光景を見るだけで涼しさを実感できます。
下鴨神社(京都市左京区)
下鴨神社で納涼体験ができるのが、下鴨神社の代名詞にもなっている「糺の森」でマイナスイオンと神聖なパワーを感じるパワースポットとしても有名です。
糺の森の中を流れる清水のせせらぎ「みたらし川」が涼を感じさせてくれます。
また境内摂社・井上社の近くを流れる「みたらし川」はなぜか、土用になると池周辺、川底から清水が湧き出るので「鴨の七不思議」のひとつに数えられています。
樹々に囲まれた神聖な糺の森とみたらし川の清流が“涼しさ”を体感させてくれるスポットです。
鈴虫寺(京都市西京区)
京都市西京区の山中に佇む「鈴虫寺」の名物は和尚による“法話”です。
“法話”が聞ける書院に一年中鳴き続ける“鈴虫”が飼われており、常時4,000匹が生息しているといいます。
法話が聞ける書院は確かに冷房がきき、鈴虫のために温度管理がしっかりされてるのですが、ここで“涼しさ”を感じさせてくれるのが、“鈴虫”の鳴き声です。
「リーン、リーン、リーン」と鳴く声を聴いているだけで秋の足音のように聞こえ、夏に訪れると京都の猛暑を忘れさせてくれます。
夏の風物詩「風鈴」の音色が心地よい2つの社寺
日本の夏に欠かせないのが軒先に吊るす風鈴。今はもう家庭で吊るすのはあまり見なくなりましたが。
自宅ではひとつ飾って「チリチリ~ン」と鳴るのが普通ですが、この風鈴も数百個集まると「カラカラカラ~」という具合にまるで精霊たちの笑い声のように聞こえます。
“風鈴祈願”や“ふうりん祭り”で有名な京都のふたつの社寺を紹介します。
松尾大社(京都市西京区)
松尾大社では7月より9月の「八朔祭」まで手水舎に飾られた150個の「風鈴」が涼しげな音のハーモニーを聞かせてくれます。
この風鈴は招福除災を祈る「風鈴祈願」で境内に吹くそよ風とともに涼しげな音が鳴り響きます。
2020年、世界を震撼させた「新型コロナウィルス」の早期終息を願ってお参りしてきました。
東光院(京都府綾部市)
「東光院」は京都府綾部市にある真言宗高野山に所属する寺院で正式名称は「菅谷山法隆寺東光院」といいます。
ここの名物は「ふうりん祭り」と「かざぐるま祭り」でこの地域の夏の風物詩になっています。
京都府綾部市の山手にある寺院でここは参拝者もそう多くないのでのんびりお参りして“冷茶とお菓子”の振る舞いがあるので書院で風鈴の音を聴きながらくつろげます。
例年は約700個、2020年は300個追加して約1,000個の風鈴が吊るされており、まるで精霊たちの笑い声のような協奏曲を奏でるような音色が暑さを吹き飛ばしてくれます。
まとめ
京都は盆地のため夏は暑く、冬は底冷えすると言われています。
事実その通りです(笑)。
そんな京都にも“納涼”を感じることができる社寺があり、特に夏場は参拝に訪れる人も多いですね。
マイナスイオンが体感できる社寺、風鈴の音色に気持ちが涼しくなる社寺など個性豊かな社寺が京都にはまだまだあります。
今回紹介したのはKyotaroがお気に入りの社寺のほんの一部です。
あなたもぜひ、暑い夏だからこそ京都に訪ねてみては如何でしょうか。
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