京都在住のブロガーKyotaroです。
2020年大晦日は寒波襲来で天候が荒れましたが2021年のお正月は比較的おだやかな天候に恵まれました。
2021年三が日の初詣は新型コロナ感染拡大防止のため全国的に移動自粛要請がでていたので各地とも参拝客が少なかったようですね。
今回、Kyotaroは三が日1月3日の昼頃から「都七福神めぐり」に出かけました。
今回は「都七福神めぐり」を京都駅起点で効率よくめぐるルート・順番を紹介、そして2021年三が日の各社寺の混雑状況をシェアさせて頂きます。
都七福神めぐりの京都駅起点ベストルートと順番について
古来より民衆の間で信仰の篤い“七福神”は京都が発祥の地とされ、「都七福神めぐり」は日本最古の“七福神めぐり”として有名です。
今でも七難即滅、七福即成の願いを込めて新春に巡拝すると功徳が大きいとされています。
ここでは気になる「都七福神めぐり」を一日で巡拝する、京都駅起点のベストルート、社寺をめぐる順番について紹介します。
また公共交通機関と車で巡拝するのとではどちらが便利か?についてもまとめました。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。
都七福神めぐりは一日で満願成就が可能?
都七福神めぐりは京都市内6社寺、宇治市内1ケ寺の合計7社をめぐることになりますが、一日で満願成就が可能です。
Kyotaroが行った時は、公共交通機関(JR+地下鉄+叡山電車)と徒歩で巡って京都市内6社寺を半日で巡ることができました。
1月3日当日に思い立ってスタートしたので午前11時過ぎに家を出て17時には帰宅できました。
実際に6社寺しか巡っていませんが、朝9時に家を出ていれば残りの宇治市内にある黄檗山萬福寺まで巡拝して充分満願成就達成ができる計算になります。
都七福神めぐりの京都駅を起点としたベストルート
では早速ですが、Kyotaroの京都駅を起点としたベストルートを紹介します。歩くことが大好きで苦にならない人向けのルートです。
Kyotaro推奨のベストルートでは赤山禅院のあと叡山電鉄で出町柳まで出て、そこから東寺までの4社寺を徒歩移動することになり、結構な長距離の徒歩移動となります。
ちなみにこのルートで巡った場合の京都駅~京都駅まで使う交通費(JR+地下鉄+叡電)が1,470円となります。
具体的な巡拝の順番は以下の通りです。
都七福神めぐりの順番で悩ましい萬福寺参拝
上記ルートのなかで時間的にロスするのが、唯一京都市外・宇治市内にある萬福寺です。
京都市内6社寺と違い、唯一離れた場所にあるのでどうしても移動に時間がかかってしまいます。
ここは単純に京都駅から宇治黄檗の間を往復することとなります(所要約2時間程度)のであえて最終にしています。
体力のあるうちに京都市内北部の2社寺のあと革堂~ゑびす神社・六波羅蜜寺~東寺まで4社寺の徒歩移動の多い箇所を先にめぐるのが理想的です。
1ケ寺だけ離れてますが、萬福寺境内は拝観料500円が必要ですが、見ごたえは充分にあります。
都七福神めぐりは車で巡る方が便利?
都七福神めぐりをもっと時間効率よくめぐりたいというあなたは、自家用車でめぐるのもいいかもしれません。
但し、京都市街中心にある革堂、ゑびす神社、六波羅蜜寺の3社寺は専用駐車場がないので周辺コインパークを利用する必要があります。
ゑびす神社と六波羅蜜寺は7社寺の中でも唯一、至近距離にあるので周辺のコインパークに車を停めて2ケ所をめぐるといいです。
上記3社寺以外は参拝者専用の駐車場がそれぞれ完備されていますが、東寺(最初の2時間600円)と黄檗山萬福寺は有料(最初の90分500円)となっています。
7社寺を巡っておよそかかる駐車場代は1,600円前後というところでしょうか?
ガソリン代を考えると公共交通機関より車の方が費用がかかる計算になりますが、その分効率的に巡拝できると思うとコスパは両者トントンくらいでしょうか?
都七福神めぐりの7社寺について
続いて「都七福神めぐり」7社寺について紹介します。
五重塔で有名な東寺や西国三十三ケ所の霊場である革堂や六波羅蜜寺、新春の十日えびすで有名なゑびす神社があれば、京都市街中心から離れひっそりとした松ヶ崎大黒天、赤山禅院、萬福寺などがあります。
松崎山妙円寺【大黒天】
「都七福神めぐり」の第一番札所で地元では“松ヶ崎大黒天”“松ヶ崎の大黒さん”として親しまれています。参拝客は数名でした。
御本尊の大黒天像は伝教大師の作と云われ開運招福の神として篤い信仰があります。
場所は京都五山送り火の“妙法”の“法”の字の麓にあたり、8月16日には背後の山で送り火を点火する行事が行われています。
赤山禅院【福禄寿神】
赤山禅院は比叡山麓の修学院離宮近くにある、慈覚大師の遺言により創建されたという天台宗総本山延暦寺塔頭寺院のひとつ。参拝客は数名でした。
境内中央にある本堂(※2021年1月現在工事中)には御本尊の赤山大明神が祀られており、方位の守護神として朝野の篤い崇敬を集めています。
境内いちばん奥手にある福禄寿堂に福禄寿神が祀られており、ここでご朱印も授かることができます。
境内は比叡山麓、洛北の自然に囲まれていて秋には紅葉名勝としても知られています。
革堂【寿老神】
平安初期に行円上人によって開かれたた寺院で西国三十三ケ所の十九番札所でもあります。参拝客は街中という事もあり、10名前後いらっしゃいました。
開基当時は一条通にありましたが、豊臣秀吉によって現在の場所に移築されたと云われています。
御本尊の寿老神の御真言「おんばさら ゆぜい そわか」を一日三回唱えることで福寿吉運を授かるといわれ、一年を通じ長寿を願う多くの参拝者で賑わいます。
ゑびす神社【ゑびす神】
京都祇園の大和大路を四条通(南座横)から徒歩5分ほど南へ下ったところに「ゑびす神社」があります。祇園から近いので参拝客は多めですが、3密には程遠い。
鎌倉時代初期に建仁寺の鎮守社として創建され、地元京都では“京のゑべっさん”として親しまれる商売繁盛の守り神として古くより篤い信仰を集めています。
毎年1月10日の前後5日で開催される「十日ゑびす」は大勢の参拝客で賑わいます。
建仁寺にもゆかりのある栄西禅師が無事中国から帰国された際にお祀りになったという故事から「旅ゑびす」とも呼ばれ、交通安全の神としても崇められています。
六波羅蜜寺【弁財天】
951年(天暦5)空也上人によって開創された西国三十三ケ所・第十七番札所としても有名。参拝客は結構多いわりに境内は狭いので納経所周辺は密状態の箇所が。
境内には空也上人像、平清盛像をはじめ、平安・鎌倉時代の優れた彫刻(重要文化財)が多数収蔵されています。
御奉安の弁財天は七福神で唯一の女神であり、崇徳帝の夢告によって禅海上人が造顕された尊神。
金運・財運の神として福徳自在、言語・音楽の神として技芸円満のご利益があるとされています。
東寺【毘沙門天】
平安京造営に際して国家鎮護のため空海が創建したことで知られ、五重塔は現存する我が国最大の木造建築物と云われています。
参拝客は結構いましたが、境内が都七福神めぐりのなかではいちばん広いので例年に比べると特に問題ありませんでした。
毎月21日に開催される「弘法さん」で親しまれる市には多くの露店が軒を連ねる、京都の人々に親しまれ大きな賑わいを見せています。
菅原道真や小野道風も信仰していたという毘沙門天は弘法大師が入唐の際に感得されたもので学業成就、安産の信仰を篤く集めています。
また毘沙門天は北方の守護神、仏教を守護する神として信仰することで十種の福が得られるとも云われます。
黄檗山萬福寺【布袋尊】
江戸時代初期に中国から渡来した隠元禅師が中国の黄檗山を模して創建したという黄檗宗の大本山で中国明朝様式の伽藍配置がなされています。
京都郊外、宇治市内なのでそこまで人は多くありませんでした。
隠元禅師の来日によって日本仏教に新風が吹き込まれ、建築様式や仏像、書画など様々な文化がもたらされたといいます。
境内の天王殿に祀られている布袋尊は范道生作の傑作と云われています。
都七福神めぐり社寺へのアクセスと駐車場について
●松崎山妙円寺(松ヶ崎大黒天)
TEL:075-781-5067
〒606-0943 京都府京都市左京区松ケ崎東町31
■アクセス
・市営地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」下車、徒歩15分
・市バス「松ヶ崎大黒天」下車、徒歩5分
■駐車場 あり(※無料)
●赤山禅院
TEL:075-701-5181
〒606-8036 京都府京都市左京区修学院開根坊町18
■アクセス
・叡山電鉄「修学院駅」下車、徒歩15分
・市バス「修学院離宮道」下車、徒歩10分
■駐車場 あり(※無料)
●革堂行願寺
TEL:075-211-2770
〒604-0991 京都府京都市中京区 竹屋町上ル行願寺門前町17
■アクセス
・市バス「河原町丸太町」下車、徒歩5分
・市営地下鉄東西線「京都市役所前」下車、徒歩8分
■駐車場 なし(※周辺コインパーク利用)
●ゑびす神社
TEL:075-525-0005
〒605-0811 京都府京都市東山区小松町125
■アクセス
・京阪電鉄「祇園四条駅」下車、徒歩5分
・阪急電鉄「京都河原町駅」下車、徒歩10分
■駐車場 なし(※周辺コインパーク利用)
●六波羅蜜寺
TEL:075-561-6980
〒605-0933 京都府京都市東山区 大和大路上ル東
■アクセス
・市バス「五条坂」下車、徒歩8分
・京阪電鉄「清水五条」下車、徒歩8分
■駐車場 なし(※周辺コインパーク利用)
●東寺(教王護国寺)
TEL:075-691-3325
〒601-8473 京都府京都市南区九条町1
■アクセス
・市バス「東寺東門前」下車、徒歩すぐ
・JR&近鉄京都駅より徒歩10分
■駐車場 あり(※2時間まで600円)
●黄檗山萬福寺
TEL:0774-32-3900
〒611-0011 京都府宇治市五ケ庄三番割34
■アクセス
・JR&京阪電鉄「黄檗駅」下車、徒歩すぐ
■駐車場 あり(※90分まで500円)
まとめ
2021年初詣は分散型で参拝する予定でしたが、2021年1月3日に突然思い立って参拝に出かけました。
「都七福神めぐり」は比較的、初詣時期は参拝者がそう多くない、3密回避ができそうな社寺が多いので。
それと2021年は自粛モードもあり、東寺やゑびす神社も例年に比べると参拝客が非常に少なかったので当日思い立って出かけました。
11時頃からスタートして地下鉄+叡電+徒歩、自宅まではJRを利用して京都市内6社寺をめぐり17時の帰宅で約6時間の所要時間でした。
ある程度京都の土地勘があるあなた、歩きながら京都を散策してみたいあなたにはおすすめのルート・順番になっているのでぜひ、参考にしてみて下さい。
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