京都在住のサラリーマン・ブロガーKyotaroです。
2020年話題になった「鬼滅の刃」劇場版が興行収入歴代1位を記録しましたね。
最近、Kyotaroが藤の花を見てみたいと思うのは「鬼滅の刃」の影響かもしれません。
恐ろしい鬼を寄せ付けないという藤の花がアニメの世界で幻想的に描かれており「藤の花ってこんなに綺麗なんだ?」と思ったほど。
そんな藤棚あるのかなぁ、と京都で検索したところ約1mはあろうかという藤の花房が藤棚いっぱいに広がるスポットがありました。
その姿はまさに「鬼滅の刃」の幻想的な世界そのものでした。
平等院は京都屈指の藤の花の名所、2021年の開花状況は?
平等院は1052年(永承7)に関白藤原頼通が父・道長の別荘を寺院に改め創建したことで知られています。
創建翌年の1053年(天喜元)に阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂が建立され、「鳳凰堂」と呼ばれており、平等院の代名詞、10円玉のデザインにも使用されています。
平等院の藤棚は京都随一の規模
そんな平等院が藤の花の名所、しかも京都随一の大きな藤棚があるとは知りませんでした。
藤棚の存在に気付いたのは、2021年2月に訪ねた際、大きな藤棚(もちろん花は咲いていない)があることを知りました。
境内・観音堂の横にあり、その当時は「ここに藤の花が咲くんだ」程度にしか思ってませんでしたが、実際に藤の花が咲き出すと“素晴らしい景観”となってました。
約400㎡に藤の木が4本という藤棚に約2万房という藤の花が咲き誇っているから、まさに「鬼滅の刃」で主人公が最終選別に挑戦した“あのシーン”が甦りました。
平等院の藤の花、例年の見頃は?
一般的に藤の花は4月下旬から5月上旬なのでイメージ的にはゴールデンウイークあたりに見頃を迎える花という印象があります。
平等院の藤棚も例年4月25日を過ぎてから満開近くなり、そこからゴールデンウイーク後半にかけてピークを迎えます。
ただ年によっては(2018年)4月25日前後で満開になった年もあるようですので桜と同様、その年の気候状況によって左右されるようです。
平等院の藤の花、2021年の見頃は?
平等院の藤の花ですが、Kyotaroが訪ねた2021年4月19日時点で既に満開近くなってしました。
花房はだいたい60~100cmくらいでその花房が下の方まで満開となっていました。
例年が4月下旬から5月上旬ということなので10日程度早くピークの序盤を迎えたということになります。
2021年は3月14日時点で満開のしだれ桜を山科にある岩屋寺で観賞できたので、桜以外の花も2021年は早く開花する傾向にあるようです。
2021年4月19日現在で満開間近の開花状況でしたので4月25日(日)くらいまでがピークという感じでしょうか?
ゴールデンウイークの頃にはもう花が散ってそうな勢いです。
まだ行かれてない方はお急ぎください。
平等院表門前広場にある藤棚も素晴らしい
平等院の藤棚が京都随一であることを紹介しましたが、もう一か所、平等院には藤棚があります。
観音堂近くの藤棚はたくさんの観光客が周囲を取り囲むように撮影してますのでインスタ映え写真はこちらのほうが撮りやすいかもしれません。
もう一か所というのは表門前広場の受付向い側にある藤棚です。
境内の藤棚よりやや規模は小さめですが、ここも花房1mくらいの藤の花が綺麗に咲き誇っています。
淡い紫の藤の花に加えて表門前広場の藤棚には、なんと白い藤の花も咲いていて白と紫の藤が咲き競うかのように競演していました。
ここは同じ方向に向かって写真を撮るので、反対側に人影が入ることなく、藤の花だけを捉えることができ、幻想的な撮影ができるのが嬉しいですね。
周辺は美しい萌えるような新緑がたくさんあり、藤の花をさらに引き立てるかのような美しい景観を作り上げていました。
美しい新緑が映える平等院境内
2021年2月の訪問から約2ケ月が経ち、その当時とは全く異なる景観が境内に広がっていました。
萌えるような新緑“青もみじ”が境内に眩しいくらいのインパクトを与えていました。
青空と白い雲、そして朱塗りの鳳凰堂が平等院の春の光景を作り上げてました。
六角堂や鐘楼が新緑に埋もれるかというくらい若葉や“青もみじ”が生い茂っているのを見ると秋になると紅葉ももっと素晴らしいことは容易に想像できましたね。
境内にはつつじや山吹なども既に咲き始めていて新緑に映える美しさが堪りませんでした。
阿字池を泳ぐ鯉たちものんびり優雅に過ごしてるように感じました。
鳳凰堂の内部拝観は別途300円が必要、かつ当日の予約制となっていて、鳳凰堂の改修工事のため各班15名程度に絞り込んでの案内となってます。
※境内奥にある「ミュージアム鳳翔館」では2021年4月6日~7月7日までの期間、開館20周年記念特別展「飛翔二十年 千古不易への挑戦」が開催中です。
平等院へのアクセスと駐車場について
●平等院
TEL:0774-21-2861
〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
■拝観料金
・庭園+平等院ミュージアム鳳翔館
大人600円 中高生400円 小学生300円
・鳳凰堂内部拝観
志納金300円
■拝観時間
・庭園
8:30~17:30
・鳳凰堂内部拝観
9:30~16:10 ※各回20名定員
・平等院ミュージアム鳳翔館
9:00~17:00 ※受付終了16:45
■アクセス JR又は京阪宇治駅より徒歩
・京都駅よりJR奈良線「宇治駅」下車、徒歩10分
・京阪電鉄「中書島駅」乗継、宇治線終点「宇治駅」下車、徒歩10分
■駐車場 南門前の宇治駐車場利用、普通車700円
※祝日除く月曜、木曜休業あり。注意。
まとめ
今回は「鬼滅の刃」に登場するような“藤棚”が見たくて平等院を訪ねて来ました。
天候も良かったので“幻想の世界”を写真に収めることができました。
以前にも紹介しましたが、平等院は京都宇治にあり、JR宇治駅から徒歩10分くらいの宇治橋上流にあります。
途中の宇治橋商店街には有名な茶問屋や宇治橋には「夢浮橋之古蹟」があり、平等院表参道の土産店や“スタバ”など歩く時間も退屈ではありません。
“青もみじ”が美しいスポットなので秋には紅葉名勝としても人気があります。
藤の花は毎年でも見に来たくなる美しさでしたので来年も来ようと思います(開花情報シェアします)。
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