京都在住のブロガーKyotaroです。
京都山科にある毘沙門堂といえば“敷きもみじ”と“紅葉”が有名です。
特に勅使門前の“敷きもみじ”はポスターになるほどで紅葉時期の風物詩でもあり、多くの参拝客が訪れます。
今回は毘沙門堂の紅葉見頃と紅葉時期の混雑状況、紅葉シーズンにおける境内見どころについての紹介です。
また春のしだれ桜シーズンの見どころにも少し触れてますので参考になれば幸いです。
毘沙門堂門跡の敷きもみじと紅葉見頃について
毘沙門堂門跡は勅使門前の石段にもみじが散ったあとの“敷きもみじ”がとても有名です。
でも“敷きもみじ”といえば紅葉シーズンのクライマックスのイメージがありますよね?
では毘沙門堂の紅葉見頃はいつ頃でどのタイミングで参拝に訪れたらいいのでしょうか?
毘沙門堂門跡の“敷きもみじ”の見どころと紅葉見頃についてまとめました。
毘沙門堂、秋の代名詞“敷きもみじ”
毘沙門堂は京都の紅葉名勝として有名ですが、そのなかでも特に人気がある、観光客や参拝者のお目当ては“敷きもみじ”ではないでしょうか。
“敷きもみじ”は毘沙門堂の境内ではなく、山門から入って参拝終了後に境内を出る出口の横にある、勅使門前の勅使坂に敷き詰められた散りもみじのことを指します。
紅葉に包まれた勅使坂の緩やかな石段に散ったばかりの色鮮やかなもみじが、まるで絨毯のように敷き詰められた光景が、紅葉シーズンクライマックスとして見ることができます。
毘沙門堂門跡の紅葉見頃について
毘沙門堂門跡の紅葉例年見頃は11月下旬から12月上旬頃となります。
京都の紅葉見頃も年々遅くなり、場所によっては12月第一土日くらいまで楽しめるスポットが結構あります。
毘沙門堂門跡もそのひとつで例年11月20日前後から色づき始めて、11月23日の祝日以降の週にピークを迎えると考えて貰っていいでしょう。
11月25日を超えた本当に11月下旬頃にピークを迎える年が多いですね。
また、近年は夏の猛暑の影響がもみじに出ることもあり、紅葉しても鮮やかさがない“外れ年”が結構あります。
お出かけの際にはその年の見頃情報を必ず確認してからにしましょう。
毘沙門堂の紅葉シーズンの混雑状況はどのくらい?
毘沙門堂の紅葉シーズンの混雑状況ですが、Kyotaroが実際に行ってみて受けた印象をまとめました。
あくまで個人的な見解となりますので参考にして頂ければと思います。
毘沙門堂門跡の混雑状況、実際どうなの?
毘沙門堂門跡の境内は京都の他の寺院と比べるとさほど広くはありません。
紅葉シーズン中はその境内が程よく人で混雑するレベルで永観堂、清水寺のような人の大渋滞までにはなりません。
境内は宸殿、霊殿、高台弁財天など建物が多く、中には拝観料を払わないと入れません。
建物以外にも庭園には春に咲き乱れるしだれ桜の木々があるのですが、スペース的にそこまで広くありません。
11月でも平日に行けばそこまで観光客が多くなく、まばらで参拝するのにそこまで苦にならないレベルです。
駅から遠い、山門の急な石段イメージが影響?
紅葉シーズンでも混雑状況がそこそこなのは、恐らくアクセスの不便さ、山門(仁王門)前の急な石段も影響してるのかもしれません。
山科駅から徒歩で約20分、着いたらその急な石段を上がらないといけません。
急な石段は普通に上がっても息がきれるレベルですから、相当キツイですね。石段がそこまで長くないのがせめてもの救いでしょうか。
幸い、京都の郊外にある立地環境もあり、比較的観光客、参拝客が集中する時期、時間帯が昼間10時~15時くらいまでと限られています。
また平日に行けばもっと混雑が緩和されますのでうまく、混雑する時間帯を避け、かつ平日であれば紅葉ベストシーズン期でもゆったり楽しめます。
毘沙門堂、紅葉時期の境内見どころを紹介
毘沙門堂門跡は天台宗京都五門跡のひとつで天台宗の門跡寺院です。
御本尊は七福神のひとつ毘沙門天を祀っています。
秋の紅葉シーズンは境内が真紅に染まるほど見事で例年、多くの参拝客が訪れます。
門跡碑
極楽橋の手前に建つ寺号を記した至ってシンプルな石碑。
「毘沙門堂門跡」とは後西天皇行幸の砌りに賜ったと云われる勅号。
仁王門
急な石段が続く本堂への表門。
1665年(寛文5)に建立されたという阿吽の二天像に護られています。
高台弁財天
大阪城落城の後、北政所ねねが高台寺に移して祀られた弁才天。
毘沙門堂門跡の中興第三世一品公弁親王が巡錫の砌り、庶民福楽のためにと強く望まれ、毘沙門堂に勧請されました。
晩翠園
江戸初期の「回遊式庭園」で谷川の水を引いて滝が造られている。
「心字」の裏文字を模ったといわれる池には亀石と千鳥石、座禅石などが配置された趣のある庭園。
紅葉時期の景観は特に素晴らしく“インスタ映え”スポットにもなっている。
宸殿(しんでん)
御所にあった後西天皇の旧殿を1686年(貞享3)に第六皇子一品公弁親王が拝領、1693年(元禄6)完全に移築をして、毘沙門堂門跡の新書院としました。
内部の「動く襖絵」は必見の価値があり、どの角度から見ても鑑賞者が中心になる逆遠近法の手法が用いられている。
見ている人を追いかけてくるような錯覚に陥るという有名な円山応挙の絵も展示されており、必見です。
霊殿(れいでん)
阿弥陀如来を中央に配置して歴代影像、位牌を安置。
1563年(永禄6)に御所の御霊屋として建立されるも第三世公辨法親王住持の時代に後西天皇より拝領、移築されました。
内部には狩野永叔主信作の「天井龍」があり、眼の向きや顔が、見る角度によって変化する。
勅使門
陛下の行幸、勅旨の代参、並びに毘沙門堂門跡の門主晋山の大事以外は一切開門されないという総門。
宸殿とともに第三世門主一品公弁親王が後西天皇より拝領、1693年(元禄6)に移築完了したと云われます。
秋には“敷きもみじ”の名勝となり、大勢の観光客が訪れます。
毘沙門堂門跡、しだれ桜の時期もおすすめ?
毘沙門堂門跡は紅葉が全国的にも有名で“もみじ”のピーク期はライトアップによる夜間拝観まで開催されるほどです。
Kyotaroも初めて紅葉を見にいった時は圧巻の紅葉絵巻に言葉を失い、ひたすら写真を撮っていました。
でも霊殿から宸殿を拝観してるときに境内にある“しだれ桜”の木を見つけました。
思わず、桜の時期も拝観に来ようと心に決めました。
実際に半年後に見に行った“しだれ桜”は見事でした。紅葉シーズンも去ることながら、春の桜シーズンも素晴らしい景観でしたよ。
毘沙門堂へのアクセスと駐車場について
●毘沙門堂
TEL:075-581-0328
〒607-8003 京都市山科区安朱稲荷山町18
■拝観時間 8:30~17:00(※冬季は16:30迄)
■拝観料金 一般500円 高校生400円 小中300円
■アクセス 山科駅から徒歩約20分
・京都駅よりJR琵琶湖線「山科駅」下車、徒歩約20分
・京阪三条より地下鉄東西線「山科駅」下車、徒歩約20分
■駐車場 参拝者専用駐車場あり(無料/約20台)
まとめ
毘沙門堂門跡の紅葉見頃と紅葉時期の混雑状況は実際どうなのか?についてまとめました。
Kyotaroの主観が大きいかもしれませんが、だいたい当たってると思います。
京都駅から結構、離れてるし、参拝、観光客がやって来るピークの時間帯が決まっていて、開門直後の10時までと閉門直前の16時前ぐらいにいくのがいいと思います。
京都の主要観光地、紅葉名勝に比べるとアクセスが不便な分だけ多少、秋や春の観光シーズンでも人が少ないかな?という印象です。
でも圧巻の紅葉は他に引けを取らない素晴らしさがありますのでぜひあなたにも訪ねて頂きたいと思います。
少しでもあなたの参考になったのであれば幸いです。
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