毘沙門堂は京都山科しだれ桜の名所、山科疎水ソメイヨシノとの競演美

京都桜の名所
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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

秋シーズンの終盤になると勅使坂一面に絨毯のように広がる美しい「敷きもみじ」が有名な紅葉名勝「毘沙門堂」。

ここは皇室ゆかりの門跡寺院として由緒あるお寺ですが、春になる宸殿前のしだれ桜が美しい桜の名所でもあります。

近くにある山科疎水のソメイヨシノと開花時期が同時期なので毎回Kyotaroはセットでお花見に行きます。

山科駅から程よい距離で周辺の桜も楽しめる隠れた名所を紹介します。


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毘沙門堂に咲く美しいしだれ桜に酔いしれる時間

毘沙門堂は京都中心街から離れた山科の山手にある門跡寺院で京都中心部を効率よく廻ろうとするとやや効率が悪い場所にあります。

特に京都以外から来る人は京都市街地にたくさん名所があるのでそちらをめぐるので手一杯のことが多いようで、意外と春の桜については穴場的スポットになっています。

でも毘沙門堂の「毘沙門しだれ」はJR東海の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンのポスターにもなるほどの幻想的な美しさを誇ります。

詳しく見ていきましょう。

毘沙門堂、しだれ桜だけ見るなら拝観は無料

毘沙門堂の紅葉はまさに境内の樹々が燃え盛るような真っ赤な紅葉、という印象で秋のシーズンは多くの参拝客が訪れる京都指折りの紅葉名勝です。

特に拝観料を払って拝観できるエリアに「晩翠園」があり、ここも毘沙門堂裏山の紅葉と調和して圧巻の美しさを誇ります。

ですが「晩翠園」には桜の木がないため、お花見が満喫できるわけではないんですね。

よって有名な“しだれ桜”だけを写真に収めに来る人も少なくないようです。

“拝観無料”というと語弊がありますが、実際は毘沙門堂境内の堂宇にはあがれず、本殿のお参りもできず、宸殿の背後にある「晩翠園」も見ることが出来ません。

“毘沙門しだれ”と呼ばれる“しだれ桜”だけ見たい人は仁王門から境内へ入ったら本殿の外壁に沿って左手へと進むと“しだれ桜”をはじめ桜の樹々があるエリアへと行くことが出来ます。

毘沙門堂の堂宇から眺める桜も見ごたえあり?

春でもKyotaro個人的には、拝観料を収めて本堂をお参り、そこから霊殿、宸殿、そして晩翠園まで拝観してきました。

本殿には徳川家康公をお祀りしているため、毘沙門堂ご本殿の造りは「日光東照宮」に似たものになっており、赤塗りに彫刻が施された様子はそっくりです。

桜のお花見は庭園側から寝殿や本殿をバックに撮影するのもいいのですが、実は霊殿から眺めた庭園に咲く桜や宸殿から眺める“しだれ桜”も格別なものがあります。

特にカメラに精通した方は宸殿側から熱心に“毘沙門しだれ”の写真を熱心に撮ってる人が多かったのが印象的です。

有名な勅使門を背景に“しだれ桜”の絵も美しい景観で見応えがありますので拝観料はかかりますが、充分その価値はあります。

春の晩翠園

谷川の水を引いて滝を造ったという江戸初期に造られた回遊式庭園「晩翠園」。

ここの池は「心の字」の形をしており、亀石、千鳥石、座禅石などが配置された名園で秋には紅葉がとても映える庭園としても人気があります。

特に注目してほしいのが庭園内にある手水鉢は自然の岩をそのまま活用した立派なもので、とても大きいのですが、いつ頃から晩翠園にあったのかは定かではない、とのこと。

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最近、京都だけでなく全国的にインスタ映え“花手水”が流行ってますが、「晩翠園」は大きな自然の手水鉢にハートのアクセントがついた“花手水”仕様になっていました。

高台弁才天

高台弁財天も紅葉時期には霊殿裏から眺めると燃えるような紅葉に包まれた景観が特徴的で有名です。

太閤秀吉公の大政所・高台尼公が大阪城内に祀ってあったものを毘沙門堂に移したと云われています。

別名・不老弁才天といい、現在も多くの人々から篤い信仰を受けています。

また境内の経蔵や鐘楼の周辺にも桜の花が咲き誇り、建物とのコントラストが美しい景観を作り上げ、春ならではの光景が境内のそこかしこで広がります。

毘沙門堂しだれ桜と山科疎水ソメイヨシノ、2つのお花見を満喫

毘沙門堂のある山科へ行くには、京都駅からJRでひと駅、山科駅で下車して歩くのがベスト。

山科駅から毘沙門堂まではゆっくり歩いて20分ほどの距離、「結構、歩くなぁ」と思う人もいらっしゃるのではないでしょうか?

毘沙門堂まで山科駅から歩いたほうがいい理由

山科駅から毘沙門堂まで歩いて20分と紹介しましたが、実際には20分も歩いた、と感じさせないくらい春のシーズンはあちこちに桜が咲いてるので退屈しません。

また途中参道を横切るように流れている“山科疎水”沿いにも“ソメイヨシノ”が咲き誇り、桜の下を沿うように菜の花畑が続きます。

Kyotaroが山科駅から歩くことを勧める理由が“ソメイヨシノ”と“菜の花”の競演が美しい“山科疎水”があるからです。

毘沙門堂からの帰りに“山科疎水”沿いを歩いてみるのもおすすめします。

山科疎水と菜の花、そしてソメイヨシノ

滋賀から京都へと続く琵琶湖疎水、毘沙門堂周辺から日ノ岡第二トンネル辺りまでを“山科疎水”と呼び、水路に沿って植えられた“ソメイヨシノ”の桜散策道となってます。

特に毘沙門堂参道と交差するあたりは桜の下に“菜の花”が植えられ、疎水の緑、菜の花の黄色、そして桜のピンクが青空に映える、ちょっとした絶景を作り出してます。

“菜の花”は地元の人々によって植えられたもので、まさに訪れる観光客を楽しませる歓迎の“花”といった感じになっています。

周辺は閑静な住宅街ですが、桜のシーズン、朝一番は人通りも少なく、本当に静かな景観のなかで眩しい菜の花が咲き、桜が舞い、疎水が流れる、素晴らしい光景が広がります。

毘沙門堂門跡へのアクセスと駐車場について

毘沙門堂門跡へのアクセス、駐車場情報についてまとめました。

毘沙門堂は京都山科にあり、JRでひと駅ですが、タクシーですぐ行ける距離ではありませんので注意しましょう。

京都駅からは東山を超えて行かねばならず、JRでひと駅でも車なら30分近く時間がかかり、京都駅からの運賃も3,000円くらいかかってしまうからです。

毘沙門堂は山科駅から歩いていこう

毘沙門堂は山科駅までJRで行き、そこから歩くのがベストルートです。

歩くのがどうも苦手な方は、春のシーズンでも平日なら山科駅からタクシーを利用すれば5分で毘沙門堂まで辿り着けます。

但し、これが紅葉シーズンとなると山科駅から5分の距離が、大渋滞で1時間以上もかかってしまうのですから、秋の紅葉持期は絶対に歩いて行きましょう。

毘沙門堂門跡の情報

●毘沙門堂門跡
TEL:075-581-0328
〒607-8003 京都市山科区安朱稲荷山町18
■拝観時間 8:30~17:00(※冬季は16:30迄)
■拝観料金 一般500円 高校生400円 小中300円
■アクセス ※山科駅から徒歩約20分
・京都駅よりJR琵琶湖線「山科駅」下車、徒歩約20分
・京阪三条より地下鉄東西線「山科駅」下車、徒歩約20分
■駐車場  参拝者専用無料駐車場あり(約20台)
※秋・紅葉シーズンは車利用は絶対NG


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まとめ

紅葉名勝として名高い門跡寺院「毘沙門堂」しだれ桜の紹介でした。

JR東海のキャッチコピーにもありましたが「ここの桜を見に連れてきてあげて、元気になって貰いたい」と思えるような天に向かって枝を張り巡らせる、そんな“しだれ桜”なんですね。

美しく可憐ながらも空に向かって枝を広げる力強さを感じさせてくれる“毘沙門しだれ”を大切な誰かに見せてあげてください。

コロナ禍で苦しむすべての人々に少しでも見ていただきたい気持ちからこの記事を書き、紹介させて頂きました。

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