大徳寺塔頭の龍源院で名勝庭園「方丈前石庭」に酔いしれる至福の時間

神社仏閣(観光)

京都在住のブロガーKyotaroです。

2020年の年明けは暖冬ですが、2月半ばの冷え込んだ寒い日に大徳寺塔頭の龍源院(りょうげんいん)に行って来ました。

今回も冷たい風の中、西京区の自宅から自転車(チャリ)で運動を兼ねてのお出かけ。

改めて散策マップを見ると大徳寺は本当に大きく広大な敷地の中に数多くの塔頭があり、非公開寺院もたくさんありますね。

今回は「石庭」を見るならここは外せないだろう、ということで龍源院を訪ねて来ました。

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大徳寺塔頭の龍源院で静寂に包まれた石庭を楽しむ

大徳寺は京都市北区紫野にある臨済宗大徳寺派大本山でその数22の塔頭寺院をもつ、大きなとても寺院です。

Kyotaroの生まれ故郷でもある京都紫野大徳寺町は歩いてすぐに大徳寺へ行くことができ、今宮神社もすぐ近くにあります。

今回は冬季ということもあり、静かに庭園を楽しみたいと考え龍源院を訪ねました。

龍源院のみどころは石庭と日本最小の壺庭

龍源院のメインは方丈前石庭が有名で見応えがあり、方丈前に腰かけて庭園を無心で眺めると心が現れるような気持になれます。(時期的に寒いので風邪をひかないように)

また、方丈東側にある日本最小の坪庭と言われる「東滴壺(とうてきこ)」、方丈北側の庭園は青々とした杉苔が大海原のように庭園を覆いつくす枯山水の「竜吟庭」があります。

「東滴壺(とうてきこ)」は本当にわずかな空間ですが、底知れぬ深渕に吸い込まれそうな格調高い石庭で見応えがありますよ。なかなかお目にかかれない壺庭ですね。

入口から入ってすぐの庫裡の書院の軒先にある「阿吽の石庭」には庭園の左右に“阿の石”“吽の石”が配置され、それぞれ聚楽第の基礎石が配置されています。

龍源院の公開宝物

龍源院で公開されている宝物は、重要文化財釈迦如来坐像(鎌倉時代の傑作、京都八釈迦のひとつ)、方丈襖絵「列仙の図」(如拙門下周文弟子の等春作、全面十六枚に竜と波の図が描かれる)がご覧いただけます。

他にも日本最古、種子島伝来の火縄銃や鈴木松年作「白藏主と月にむら雲」などがご覧いただけます。

この時期の平日午前中は参拝客も少なく、のんびりゆったり見学することができるのでおすすめですよ。

大徳寺塔頭・龍源院の沿革と建造物について

龍源院は京都紫野の臨済宗大徳寺の塔頭で朱色の大徳寺山門の前に位置する大徳寺のなかでも最古のお寺として有名。

龍源院の名称由来は大徳寺の山号である「龍宝山」の“龍”と臨済禅で唯一存続している松源一脈“源”の両字からとったものと云われます。

開祖は東渓宗牧禅師(大徳寺のご開祖、大灯国師より第八代の法孫)で能登領主・畠山義元公、九州の都総督・大友義長公(大友宗麟の祖父)らが創建。

明治初期の新仏分離によって大阪住吉神社にあった往時の慈恩寺と岐阜高山城主金森長近公が大徳寺に創建した金竜院を合併、今日に至ります。

方丈(重要文化財)

室町時代の禅宗方丈建築としてその遺構を完全に残す唯一の建造物で我が国の建築史上、最も枢要な存在。方丈の棟瓦は唐門、表門の棟瓦とともに京都八坂神社楼門の棟瓦同様に室町時代最古の様式と云われます。

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唐門(重要文化財)

方丈と同時期に建立され、一重切妻造、檜皮ぶきは我が国最古の唐門。

表門(重要文化財)

方丈と唐門と同時代の建立。四脚門切妻造、檜皮ぶき。

開祖堂

開祖の東渓禅師の塔所で南北朝、鎌倉、室町初期の様式の粋を取り入れた、昭和の唐様木造建築の代表作。一重入母屋造、檜皮ぶき。

庭園

方丈を取り囲むように南北東に庭園がある。観る者が自ら堪能し、体得する真の禅宗庭園である。

方丈前庭園

龍源院の方丈庭園は別名“一枝坦(いっしだん)”と呼ばれます。これは龍源院開祖の東渓禅師が釈尊の拈華微笑(ねんげみしょう)という一則の因縁によって大悟せられ、師である実伝和尚より賜った室号である「霊山一枝之軒(りょうぜんいっしのけん)」に由来します。

阿吽の石庭

庫裡の書院の南側にある石庭でこれを“こだてい”と言います。庭園の左右には阿の基礎石、吽の基礎石が配置され、この基礎石は聚楽第のものとの言い伝えがあります。

竜吟庭

方丈の北庭にあたり、室町特有の三尊石組からなる須弥山形式の枯山水庭園で相阿弥の作と云われます。青々とした杉苔は果てしない大海原を現し、石組は陸地を表しています。庭園中央に高く突出した奇岩を須弥山に見立てています。ここの大海原のような杉苔が“洛北の苔寺”と言われる所以でもあります。

東滴壺(とうてきこ)

我が国最小の壺庭であり、まるで底知れぬ深渕に吸い込まれそうな感じになる格調高い石庭。

 

龍源院だけなら拝観所要時間は30分もあれば充分です。但し、方丈前庭園でゆっくり座ってのんびりするなら40分は必要ですね。

もっともKyotaroは1時間くらいのんびりできそうですが…。

アクセスは、今回Kyotaroは自転車(チャリ)でしたので西側の今宮門前通り(紫野高校側)から参詣道を入って龍源院まで辿り着きました。

市バスご利用の場合は、大徳寺前バス停下車、北大路通から南門、もしくは総門から入ると近いので、すぐに辿りつけます。

周辺観光地は“あぶり餅”で有名な今宮神社まで徒歩15分圏内です。

龍源院へのアクセスと駐車場について

◆龍源院(りょうげんいん)
TEL:075-491-7635
〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺町82-1
拝観時間 9:00~16:20
拝観料金 大人350円 高校生250円 中学生以下200円
アクセス 京都駅から地下鉄と市バスを利用 
・京都市営地下鉄烏丸線/北大路駅から市バスで5分
・市バス/大徳寺前下車、北西へ200m正門入る西南角
駐車場 有料駐車場あり(普通車50台、2時間まで500円、以後30分毎に100円)

まとめ

大徳寺には22もの塔頭があり、非常に広大な敷地のため、歩いて各寺院をめぐっても結構時間がかかります。

時間に余裕をもったスケジュールを立てて訪れましょう。また、有料駐車場がありますが、観光シーズン(春、秋)は満車の可能性が高いので公共交通機関を利用しましょう。

冬の京都は静かな石庭めぐりがおすすめです。心穏やかになれる時間をあなたも創りませんか?

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の49歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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