“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
京都の桜は例年3月下旬から4月上旬にかけて各所で見頃を迎えますが、桜の種類によって4月中旬頃まで楽しめるものも。
今回紹介するのはSNSで話題となり、人気が高まっている4つの早咲き桜の穴場を紹介します。
定番の観光地、名所で咲く桜とは違う魅力に触れてきた時の様子をシェアします。
SNSで人気の早咲き桜(河津桜、オカメ桜)、京都の穴場紹介
SNSは今や観光ブームの火付け役、有名観光地の違う角度からの楽しみ方に加え、今まで知られていなかった地元の魅力にも火をつける役割を担っていますね。
今回紹介するのは、桜の有名観光地が多い京都においてSNSで人気急上昇、観光客がたくさん訪れている早咲き桜の穴場を4つ紹介します。
いずれも通常の桜より2週間ほど早い、3月上旬から中旬に見頃を迎えるスポットの楽しみ方を紹介します。
一条戻橋の河津桜
京都の晴明神社近くにある「一条戻橋」は、死者が蘇る、あの世とこの世を繋ぐ橋、また源頼光四天王による鬼狩りの逸話や安倍晴明の式神が眠る地として数々の伝説が残る橋。
もともと平安造営に伴い、794年(延歴13)から変わらずこの地に存在する橋としても知られています。
現在の一条戻橋は下を流れる水路沿いが遊歩道として整備され、地元の方々の憩いの場になっていて橋のたもとに河津桜が植えられており、毎年3月になると濃いピンクの桜が咲き始めます。
河津桜はそこまで背丈が高いわけではないのでちょうど橋の高さに枝があり、早咲きの河津桜を同じ目線で間近に観賞することができます。
もともと観光地ではないため、駐車場等は周辺コインパークを利用するしかありません。
公共交通機関は、市バスの一条戻橋・晴明神社前バス停から歩いてすぐ、もしくは地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、徒歩約12分です。
晴明神社もすぐ近くなので併せて参拝するのもいいでしょう。
長徳寺のおかめ桜
京都の叡山電鉄の出町柳駅前にある長徳寺は観光寺院ではない非公開寺院です。
出町柳の長徳寺さんのオカメ桜です。
寒緋桜と豆桜の交配種だそうです。 pic.twitter.com/Tx8AMpg5nk— ちんた (@occultCHINTA) March 13, 2023
境内拝観ができない非公開寺院の門前に咲く「オカメ桜」がシーズンになると多くの観光客が訪れ、SNSで開花状況が拡散されます。
濃いピンクの花びらが河津桜に似ているのですが、1947年にイギリスの桜研究家が寒緋桜とマメザクラを交配させた品種です。
由来はあの福を呼ぶ顔、美人の形容詞でもあった「おかめ」さんから来てるようです。
オカメ桜の特徴は桜が散ったあとに地面を埋め尽くす濃いピンクの花びらも楽しむことができる桜でもあります。
寺院前に駐車場スペースが6台分あるのですが、あくまでお寺参拝者専用のため、お花見の方が停めるのは不可。
長徳寺の南側に隣接する定林寺横のコインパーク、もしくはKyotaroが利用した鴨川対岸にある京都市営駐車場を利用するようにしましょう。
アクセスは京阪鴨東線「出町柳駅」、叡山電鉄「出町柳駅」からいずれも徒歩すぐ。
メジロがオカメ桜に来ていた様子を偶然、動画に収めたのでお届けします。
東寺五重塔を見上げる河津桜
東寺(教王護国寺)は京都屈指の桜名所であり、紅葉の名所、特に紅葉時期の五重塔はじめ堂宇の夜間ライトアップが人気のスポットです。
特に東寺で桜といえば「不二桜」という見事な枝垂れ桜が有名ですが、そんな東寺にも五重塔を見上げる場所に立つ河津桜が1本あります。
五重塔の西側、金堂へと続く通路の途中に3月になると咲き始める見事な河津桜がその存在感を示してくれます。
ここのポイントは濃いピンクの桜と青空のコントラスト、そしてその青空に突き刺すかのような五重塔を背景に咲いている姿はまさに絶景です。
また同時期に境内では枝垂れ梅も見頃を迎えますので境内庭園入ってすぐ左手のエリアに咲く梅のお花見と一緒に楽しみましょう。
境内は大きな庭園のようになっているのでベンチでのんびり過ごして日向ぼっこするのもとても心地よい気分になれます。
専用の駐車場(2時間600円)があるので車利用の方はそちらを、公共交通機関は京都駅烏丸口から市バス42系統で「東寺南門前」下車、もしくは19,78系統で「東寺南門前」下車。
電車は近鉄京都線「東寺駅」下車、東寺東門まで徒歩約6分です。
Kyotaroはよく京都駅から歩くのですが、徒歩約15分の距離です。
淀水路の河津桜
淀水路の河津桜は近年SNSで最も話題となり、開花シーズンは多くの観光客で賑わうスポットになりました。
京都に河津桜がここまでの規模であるのは淀水路くらいですね。
地元観光協会も開花シーズン中は、のぼりを立てて観光PRを行っていますが、有名になっているけど観光客受入の環境がまだまだ整っていない、という印象を受けます。
具体的には公共交通機関でのアクセスがやや不便なのでマイカー利用者が多いわりに駐車場の整備が一切されていません。
もしマイカーで行くのであれば平日に周辺に少しだけあるコインパークを利用するしかないですね。
コインパークも1ケ所あたりの台数が1桁台数しかないので絶対数が足りません。
電車の最寄駅は京阪電車「淀駅」で徒歩15分の距離になります。
水路沿いには植樹したばかりの小さな河津桜もあり、まだまだ規模拡大をしていくスポットだと思うのでぜひ観光客受入の環境整備も進めて欲しいと願うばかりです。
SNSで人気急上昇も実は穴場?淀水路河津桜を満喫する方法
さて今回訪ねた「淀水路の河津桜」は年々開花シーズンに訪れる人が増えている印象を受けました。
SNSで火がついて最近は桜名所として普通に紹介されるようになった効果が大きいようですね。
2023/3/11撮影
満開頃に行ってきました
人すごかった😂#淀の河津桜 #淀水路 pic.twitter.com/LHhB9wHkxi— • いういう • (@Buta_Usagi_Ooka) March 14, 2023
前年の週末訪問に続き、今回は平日に訪ねてきましたが、それでも満開とあって多くの人で賑わっていたのでやや驚きましたが、今年は前年とは水路逆方向へ向かいました。
京阪電車の淀駅から府道126号を行くと淀水路との交差に出るのですが、水路沿い右方向が下流域、左方向が上流域となります。
よくテレビでも映像が流れ、観光客が多いのが上記の下流域(水路沿い右方向)となっていますので混雑を避けるために今回は水路沿い左側の上流域方向へ歩き始めました。
そうすると徐々に人も少なくなり、徐々に地元の方々が多くなり、犬の散歩をしていたりと憩いの場のような光景を目の当たりにしました。
さらに奥に進んでいった先にある公園では水路の水面に映る河津桜並木のリフレクションも楽しめて絶景を満喫できました(正直、あまり知られたくないエリアです)。
また淀水路の河津桜はまだ若い樹々が多く背丈が低いため、目線で桜の様子をよく見ることができ、様々な角度からお花見が楽しめます。
特に背景の青空に映えるまだ若い河津桜の木1本がとても素朴でお気に入りの写真となりましたのでこちらでシェアします。
当ブログ「京都はんなりずむ」を訪れくれたあなたにこっそりお伝えします。
まとめ
今回は京都で楽しめる早咲き桜の穴場を紹介させて頂きました。
いずれも3月中旬には満開・見頃を迎えるスポットばかりですが、いずれも桜自体はSNSで有名なったスポットばかりです。
東寺のような有名な桜名所でも実は早咲きの河津桜が3月中旬に楽しめるとか、近年急激に話題となり、観光客が一気に増えた淀水路はテレビで紹介されるエリアに人が集中するところを反対側の穴場エリアがとても美しい景観が楽しめるとか。
そういう独自の視点で紹介させて頂いた、あくまでKyotaroの主観による紹介をさせて頂きました。
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