京都嵐山の宝厳院・獅子吼の庭が美しい!特別拝観の見どころと行き方

神社仏閣(観光)
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京都在住のブロガーKyotaroです。

京都には通常非公開の寺院が結構あり、通常公開されていても一部非公開箇所があったりというのが当たり前です。

京都嵐山にも春と秋の特別拝観の時だけ公開される美しい庭園の天龍寺塔頭寺院があります。

京都嵐山を借景にした庭園は美しいのひと言。

特別拝観が春から初夏、そして秋にしか行われない通常非公開の「宝厳院」の見どころと行き方を紹介します。

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宝厳院に行って「獅子吼の庭」に感動した話

kyotaroが初めて宝厳院を訪れたのは2015年(平成27)7月に行われた「京の夏の旅」特別公開の時でした。

この時は“新緑”というよりは盛夏の“深緑”のシーズンでした。

宝厳院「獅子吼の庭」自然と調和した借景に感動


初めて宝厳院を訪ねた時、青々とした“青もみじ”が映える獅子吼の庭がとても美しく、感動しました。自然と調和した庭でちゃっかり嵐山を借景にしてるところがすごい。

大自然の息吹を感じ、夏のそよ風が心地よかったのを憶えています。

獅子吼の庭の獅子岩や美しい緑が映える「苔」は本当に見ごたえがあります。

宝厳院・通常非公開の本堂と書院を拝観

この時の特別拝観では、通常非公開の本堂と書院まで拝観することができたので、通常は見ることができない書院から眺める“獅子吼の庭”の絶景を楽しむことができました。

また本堂では御本尊である十一面観音菩薩像と三十三体の観世音菩薩像が祀られており、参拝することで「西国三十三ケ所」巡拝と同じ功徳が得られるそうです。

もうひとつ見応えがあったのが本堂の襖絵です。赤を基調とした女性らしい襖絵は「タムラレッド」と呼ばれ、洋画伯の田村能里子氏によるもので必見の価値ありです。

宝厳院は通常非公開、春と秋の特別拝観に行こう

宝厳院は天龍寺塔頭寺院であり、通常非公開の寺院であり、拝観できるのは例年、春と秋に行われる「特別拝観」の期間のみとなります。

では特別拝観の時期とはいつなのでしょうか?

■宝厳院、春の特別拝観
期間:例年3月下旬~6月末日まで
2020年春:3月19日~6月30日まで開催
※桜は3月下旬~4月上旬、4月中旬~青もみじ
※2020年4月13日~5月6日までコロナウィルス感染拡大防止の外出自粛要請を受け京都府緊急事態宣言にならって拝観休止。
■宝厳院、秋の特別拝観
期間:例年10月上旬~12月上旬頃まで
2019年秋:10月5日~12月8日まで開催
※紅葉の見頃は11月20日以降11月下旬頃

ポイントとしては、春は桜、そして青もみじが楽しめますし、秋は紅葉がピークを迎える11月下旬が境内が最も美しくなるのでおすすめです。

但し、紅葉ピーク期は、京都嵐山自体の観光客が年間でいちばん多い時期なので混雑を覚悟して行きましょう。

宝厳院・特別拝観の境内見どころを紹介

宝厳院の年2回ある特別拝観の境内見どころを紹介しましょう。

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最大の見どころは宝厳院の代名詞にもなっている「獅子吼の庭」であることに変わりはありません。

また、春と秋では雰囲気が全く異なりますが、近年は“青もみじ”の時期が非常に美しく、秋に比べると観光客も若干少ないので、気持ちゆっくり拝観できるメリットもあります。

山門

宝厳院の入口は茅葺屋根の風情ある「山門」がお出迎えしてくれます。

特別拝観の時期は山門前に「特別公開」の看板が立てられ、時間帯によっては行列ができています。

獅子吼の庭

室町時代の禅僧であった策彦周良(さくげんしゅうりょう)が原形を作庭したという、嵐山を借景にした回遊式庭園。

見どころは、須弥山を表す築山、人生を表す「苦海(空池)」が広がり、対岸には「雲上三尊石」があり、苦海の中に「此岸」から「彼岸」へ渡る意味を表す丸い舟石がゴロゴロと配置される「獅子吼の岩・苦海」。

そして「苦海」から進めていくと庭園奥に広がる緑苔の絨毯。紅葉時期はもみじの朱とのコントラストが見事です。

本堂

本堂といえ2008年築のまだ新しい建物で庭園のいちばん奥にあります。

御本尊の十一面観音菩薩像が祀られ、脇仏として三十三体の観世音菩薩像も祀られています。「西国三十三ケ所」巡拝の功徳が得られます。

書院

大正時代1919年に造られた数寄屋造りが趣のある書院です。

ここの四角い窓から望む、獅子吼の庭は「額縁庭園」のように写り、まるで絵画をみているような素晴らしさです。

無礙光堂(むげこうどう)

本堂横にあり、宝厳院の永代供養を行うお堂。

阿弥陀如来が放つ「十二光」のひとつである「無礙光」がお堂の名前になっています。

青嶂軒(せいしょうけん)

庭園南側に位置する茶室で大正時代に造られ、2003年に修復工事を完了。

無畏庵(むいあん)

庭園西側にある茶室で500円で実際にお抹茶と茶菓子を楽しむことができます。

「無畏」は仏教用語で「仏が教えを説く際の、何ものをもおそれないさま」を意味します。

 

以上、決して広くない境内ですが、見どころはたくさんあります。

意味を理解せずに歩けば、5分で通り抜けてしまう庭園ですが、事前に歴史について学んでいくことで境内の見どころを拝観する姿勢が変わると思いますよ。

宝厳院への行き方は?駐車場はあるのか?

宝厳院への行き方ですが、嵐山の中にあり、場所的には天龍寺から歩いて5分以内の距離なので嵐山散策の途中に立ち寄るイメージです。

渡月橋から川沿いに北上して嵐山公園亀山地区へ続く道の手前を右折、天龍寺方面に歩いてすぐの場所にあります。

また、宝厳院に参拝者専用駐車場はありませんので周辺のコインパークを利用するか、京都市嵐山観光駐車場【渡月橋近く】を利用することになります。

但し、桜や紅葉シーズンの嵐山に車で行くのは、大渋滞に巻き込まれて身動きがとれなくなるのでおすすめは出来ません。

阪急嵐山線、嵐電(京福電鉄)、JRなど公共交通機関のアクセスが充実してるのでそちらをご利用ください。

その方が後悔しないと思いますよ。

天龍寺の見学所要時間はどのくらい必要?見どころと拝観ルートを紹介
今回は京都嵐山にある世界遺産の大本山天龍寺の紹介です。ここは臨済宗の禅刹として知られています。嵐山嵯峨観光の中心となる嵐電こと京福電鉄の嵐山駅からすぐの立地で周辺観光地への移動は徒歩で散策できるくらい有名観光地が近くにあります。境内が非常に広く、拝観ルートを予め理解して行けば時間ロスなく観光が楽しめますよ。

宝厳院へのアクセスと駐車場について

■大亀山宝厳院(だいきざんほうごんいん)
TEL:075-861-0091
〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
入場時間 9:00~17:00
入場料金 庭園500円 本堂500円 夜間600円
※小中学生は各300円
アクセス JR・嵐電・阪急が便利
・京都駅よりJR山陰本線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩約15分
・四条大宮より京福電鉄(嵐電)「嵐山駅」下車、徒歩約5分
・大阪方面より阪急電鉄嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩約12分
・市バス&京都バス「嵐山天龍寺前」下車、徒歩約5分
駐車場 専用駐車場なし※嵐山の観光駐車場、コインパークを利用

まとめ

今回は通常非公開の京都嵐山にある宝厳院の紹介でした。

春と秋にしか公開されない天龍寺塔頭寺院ですが、獅子吼の庭は自然と調和した美しい借景庭園が見どころのひとつです。

京都嵐山にあるので周辺観光地も充実しており、何度か嵐山に行ったことがあるというあなたはぜひ、特別拝観の期間に訪ねてみては如何でしょうか?

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