大田神社カキツバタの見頃は?上賀茂神社から歩いて行ける花の名所

京の花めぐり
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京都在住のブロガーKyotaroです。

京都では毎年5月15日に京都三大祭りのひとつ「葵祭」が開催されます(コロナ禍で実に2023年は4年ぶりの開催に)。

上賀茂神社と下鴨神社の例祭として行われる葵祭、正式には「賀茂祭」という名称で例年5月1日より祭礼が始まり、5月15日の「路頭の儀」がクライマックスの行事となります。

今回は「葵祭」の開催を祝福するように咲き誇る“カキツバタ”の名所を紹介します。

詳しく見ていきましょう。

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大田神社のカキツバタ見頃と歴史について

まず始めに大田神社のカキツバタが例年見頃となる時期とその歴史について見ていきたいと思います。

大田神社というよりもカキツバタや「葵祭」が有名という印象がありますが、この地にまつわるカキツバタの歴史についても紹介します。

大田神社のカキツバタ見頃

大田神社のカキツバタは例年5月初旬から中旬頃に花の見頃を迎え、多くの観光客が訪れます。

普段は境内は自由に拝観できる大田神社ですが、カキツバタの見ごろ期間のみ300円の育成協力金を納める必要があります。

大田神社の拝観は普段通り、自由に拝観できますが、カキツバタが群生している「大田沢」の入口では協力金を納めてから入場することができます。

平安時代の歌人にも詠まれた名花

カキツバタが群生する「大田沢」はかつて「大田ノ沢」と呼ばれており、昔からカキツバタの名所であったことが様々な文献からも伺い知ることができます。

群生する美しい紫の花々は平安時代の歌人であった藤原俊成の歌にも詠まれており、その当時から“カキツバタの名所”であったことが伺えます。

まさに1,000年の時を越える“カキツバタの名所”というわけで「大田沢」の環境保全、カキツバタの保護育成には毎年多くの時間、そして多額の費用が必要というわけです。

太田神社とカキツバタの歴史

大田神社は延喜式神名帳にもその名が記載されている古社であり「恩多社」とも云われており、鎮座年代など詳しいことはわかっていません。

賀茂の地においては最古の社とも云われ、賀茂県主族がこの地に移住してくる以前から長寿福徳の神としてこの地の農民から崇められてきました。

御祭神は天岩戸の前で神楽を舞った天鈿女命(あめのうずめのみこと)で芸能上達の神として有名。

また、大田神社に隣接する「大田沢」は古代より存在し、深泥ケ池同様に京都がかつて湖であった頃からこの地でカキツバタが咲いていたと言われています。

長年のカキツバタ名所を後世に受け継いでいくために1939年(昭和14)には国の天然記念物にも指定されています。

「大田沢」の環境保全、保護育成のため、カキツバタの開花時期には訪れる人から育成協力金という形で300円を徴収する活動が行われています。

気になる?太田の小径はどこへ続く?

大田神社の本殿を参拝すると「大田の小径」というどこかへ誘うかのような、気になる看板が左手に見えます。

その向こうから人が歩いて来られたので「まだ何かあるのかな?」と思って進んでいくとどうやら登山道のようでした。

そのまま進んでいくと京都でも名門のゴルフ場である「京都ゴルフ倶楽部・上賀茂コース」を横目に山頂まで行くと京都市街地、大文字山や将軍塚の青龍殿が眺望できる展望スポットまで行くことができます。

今回Kyotaroは行きませんでしたが、地元の方々の散策ルートにもなっているようで自然に囲まれた景観に恵まれたエリアでハイキングを楽しむことができます。

大田神社は上賀茂神社から歩いて行けるの?

大田神社を目指すにはまず、上賀茂神社を目指すのがいちばんわかりやすいですね。

おすすめは上賀茂神社を起点に観光すると効率よくめぐることができます。

まず、大田神社へ行く方法から見ていきましょう。

大田神社の行き方

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大田神社を目指すなら上賀茂神社を拝観してから歩いて行くのがおすすめです。

距離にして約500mなので徒歩で10分前後の移動時間となります。

上賀茂神社の大鳥居前の上賀茂本通を東に進んでいきます。

清流が流れる雰囲気のある門前町のような景観が広がるエリアで最初の信号(大田神社前)がある交差点まで進み、信号を左に曲がると正面に大田神社が見えます。

途中には上賀茂神社の末社である「藤木神社」がクスノキの巨木の下に鎮座していたりと、この地ならではの景観を楽しみながら歩くことができます。

上賀茂神社から徒歩圏内?

大田神社は上賀茂神社の境外摂社なので少し離れていますが、充分に徒歩で行ける圏内です。

上賀茂神社から歩く人がほとんど、上賀茂神社拝観と併せて訪れる人が多いですね。

既述の通り、街並み散策の感覚で行けるので徒歩も苦にならない距離、時間なので上賀茂神社を起点に観光プランを組むのがベストです。

駐車場はあるの?

大田神社に駐車場はありません。

大田神社前交差点にコインパークがありますが、停められる台数が10台もないのでカキツバタの時期は“満車”の可能性が高く、おすすめ出来ません。

さきほどもおすすめした通り、駐車場は上賀茂神社の駐車場を目指してください。

上賀茂神社の駐車場は収容台数も多く、30分100円なので1時間30分滞在しても300円、2時間滞在でも400円で済みます。

周辺のコインパークは50~60分で400円、500円ぐらいかかりますので上賀茂神社の駐車場がこの辺ではコスパ最強です。

上賀茂神社を拝観して大田神社まで歩いて行って、再び上賀茂神社駐車場まで戻ってきての所要時間は約2時間もあれば充分です。

上賀茂神社との関係

上賀茂神社との関係は、大田神社が境外摂社にあたり、管理は上賀茂神社がされている、そんな関係性です。

大田神社のほうが上賀茂神社よりも歴史が古く、賀茂の地で最古の社と云われており、古来より地元の方々に崇められてきた神社です。

全国的には上賀茂神社のほうが圧倒的に有名ですが、ぜひこの記事を読んだあなたは「大田神社」を訪れて欲しいと思います。

太田神社へのアクセスと駐車場について

●太田神社
TEL:075-781-0907
〒〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山340
■拝観料金 境内自由
※カキツバタ開花期は育成協力金300円必要
■拝観時間 境内自由
■アクセス 上賀茂神社を目指しましょう
・市営地下鉄烏丸線「北山駅」下車、タクシー利用で5分
・市バス「上賀茂神社前」下車、徒歩約10分
■駐車場  なし※上賀茂神社駐車場が便利


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まとめ

京都で5月15日といえば「葵祭」を思い浮かべる人がほとんど。

今回はそんな「葵祭」こと「賀茂祭」ムード満点の時期に咲き誇る“カキツバタ”を求めて大田神社まで行ってきました。

規模的には大田沢は約2000平方メートルでそこに約25,000株ものカキツバタが群生しているので見応えがある花の名所です。

賀茂名物やきもち 大田神社にて

京都北山の閑静な住宅街に佇む神社で普段は本当に静かなエリアですが、5月初旬から中旬までは多くの観光客で賑わうエリアです。

大田神社、大田沢のカキツバタともにその歴史は古く、1,000年を越えて現代に受け継がれてきたその魅力を体感することができるスポットです。

まさにパワースポットとしてもおすすめできる、必見の価値がある神社と花の名所として紹介をさせて頂きます。

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