京都洛北の借景庭園2つの穴場「正伝寺」と「圓通寺」の魅力に迫る

神社仏閣(観光)

京都在住のブロガーKyotaroです。

先日、京都市西京区の自宅から自転車を転がして軽く京都市街を走り抜けてきました。

目的は京都洛北にある比叡山を借景にした庭園2つの穴場を訪ねるためです。

2つの穴場とは京都市北区にある「正伝寺」と京都市左京区にある「圓通寺」の借景庭園。

ともに共通してるのは穴場というだけあってどちらも交通の便が非常に悪く、訪れる人がさほど多くないということ。

春や秋のシーズンでも京都の他の観光地のように人で混雑することはまずありません。

そんな気になる2つの穴場を訪ねるポイントを紹介します。

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京都洛北にある借景庭園2つの穴場

京都洛北(北区~左京区)にある2つの借景庭園。

京都市北区にある「正伝寺」と左京区にある「圓通寺」はともに京都観光のなかでも穴場と言われるスポットです。

穴場と言っても最近はSNSなどで情報が拡散されるスピードが速く、“知る人ぞ知る”とまで行きませんが。

むしろ“穴場”として有名になったけどそれでも人があまり来ないのです。

なぜなら、この2つの穴場「正伝寺」と「圓通寺」に共通してるのは公共交通機関を利用して行くには非常に不便だという事。

どちらも駅からタクシーやバスを利用しないといけません。

こと「正伝寺」に至っては京都駅からバスを利用して最寄りバス停から15分は歩かないといけない不便さ。

Kyotaroが自宅から自転車(チャリ)を転がして言った理由は、ここにあります。

さすがに行くまでが不便なので“にわか観光客”がほとんどいませんのでどちらも静寂に包まれたスポットです。

Kyotaroの場合、「正伝寺」で約1時間、「圓通寺」でも約50分は座ったまま静かに比叡山を見つめていられるほど秋でも平日は静かで人がやって来ませんでした。

これがそこそこ知られてはいるが「穴場」と言われる所以なのでしょう。

◆正伝寺
TEL:075-491-3259
〒603-8847 京都市北区西賀茂北鎮守菴町72
拝観時間 9:00~17:00
拝観料金 大人・高校生400円 中学生300円 小学生200円
アクセス 京都駅、三条京阪、北大路から市バス利用
・京都駅から西賀茂車庫行9系統
・三条京阪から西賀茂車庫行37系統
・北大路バスターミナルから西賀茂車庫行37系統・1系統
駐車場 自家用車15台(無料)

◆圓通寺
TEL:075-781-1875
〒606-0015 京都市左京区岩倉幡枝町389
公開時間 10:00~16:30 12月~3月は16:00迄
拝観料金 高校生以上500円 中学生以下300円
アクセス 叡電、地下鉄の最寄駅から結構歩く
・叡山電車/京都精華大前駅、木野駅下車 徒歩約25分
・京都バス/自動車教習所前下車 徒歩10分
・京都市営地下鉄/国際会館駅下車 徒歩15分
駐車場 自家用車10台(無料)

京都洛北の借景庭園「正伝寺」でD・ボウィも涙した静寂を体感

臨済宗南禅寺派に属し、正式名称は「吉祥山正伝護国寺」、創立者は東巌慧安禅師。

山門より木々に囲まれ、木漏れ日が心地よい参道を通り抜けて本堂を目指します。

歩くこと5分程度で庫裏へ辿り着きます。

11月中旬を過ぎると参道途中の階段から眺めた庫裏は紅葉に包まれます。

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また庫裏の手前にある鐘楼も紅葉に包まれて美しい風景が広がります。

本堂に着くと拝観料を払って本堂内へ。

いちばんの見どころは何と言っても小堀遠州が遺したとされる比叡山を築山に見立てた枯山水の白砂の庭園です。

本堂の前庭は「獅子の見渡し庭園」と呼ばれ、通常の岩が庭園内に配置されることが多いのですが、ここでは刈込が配置されています。

刈込は右から七、五、三と配列されています。

ここは本当に人が少なく、Kyotaroも2回訪ねていますが2回ともこの絶景をひとり占めできました。(40~1時間はぼーっと庭園を眺めていられます)

ここはあのデビット・ボウィが宝酒造の焼酎CMに出演する際に自ら正伝寺の「獅子の見渡し庭園」での撮影を指定したそうです。

長年京都に住んでいた当時の宝酒造宣伝部の次長ですらこの「正伝寺」の存在を知らなかったと言います。

撮影に同行してデビット・ボウィ氏が正伝寺を指定した理由がすぐに分かったというくらい静寂に包まれたスポットなのです。

また、シンガーソングライターの谷村新司さんも「自分と向き合える時間が持てる」場所として紹介されています。

こんな静寂をひとり占めできる贅沢は他にはなかなかありません。

デビット・ボウィ氏、谷村新司さんが惹かれた理由をKyotaroは身をもって体感して来ました。

京都洛北の借景庭園「圓通寺」で比叡山の絶景に酔いしれる

「圓通寺」は後水尾上皇の幡枝離宮のあとに1678年に霊元天皇の乳母円光院文英尼公を開基として妙心寺第10世の景川宗隆禅師を勧請開山として創建された歴史の古刹。

ご本尊は聖観音菩薩。

境内は本堂、客殿、観音堂からなり、客殿は東福門院御所から移築。

また、後水尾上皇の命により安置された不空羂索観音が観音堂に祭られています。

見どころは何と言っても青苔に覆われた枯山水の平庭にスギ・ヒノキの木立を通して比叡山を望むことができる借景庭園であり、国の名勝に指定されている。

紅葉の時期は青苔ともみじのコントラストが映え、スギ・ヒノキの木立の間に遠望できる比叡山はまさに絶景です。

時間帯によっては比叡山を真正面に見ながら、1時間近くここでも静かに過ごすことができ、贅沢な至福のひとときを満喫できます。

余談ですが、ここのご住職は非常に気さくな方でKyotaroが1時間近く借景庭園を眺めてるのを見ておられたようで帰りがけに声をかけて下さいました。

入口横に満月の借景庭園の写真が飾ってあるのですが、ご住職曰く「こんな綺麗な写真は滅多にとれんのや」とのこと。

モノクロ写真ですが本当に幻想的で美しく、つい見とれてしまう写真でした。

京都の借景庭園は土地開発などによってどんどん減っていき、ここは数少ない京都に残る借景庭園のひとつ。

ご住職にその時に聞いた話ですが「圓通寺」も例外なく、数年前にマンション開発の話が持ち上がったのですが、景観を守るために様々なご苦労があったようです。

「維持するのも大変だと思いますが、また来たいのでこの場所をいつまでも残して下さいね」というと笑ってKyotaroを見送って下さいました。

これからも定期的に訪れたいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここ数年の京都は世界中から季節を問わず観光客が押し寄せ、オーバーツーリズムの代名詞にもなった観光地のひとつです。

今回はそんな京都の穴場と呼ばれる2つの借景庭園を紹介させて頂きました。

極論、どちらも駐車場が無料なので平日に自家用車で行けばさほど道路渋滞もなく、楽々観光できます。(京都在住、もしくは京都近隣にお住いの方に限りますが)

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の49歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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