“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
京都はゴールデンウィークが明けると本格的に鮮やかな“青もみじ”の季節になります。
毎年、梅雨入りとなる6月上旬頃まで新緑が各所で楽しめるのですが、特に紅葉名勝が多い京都は“青もみじ”が楽しめるスポットもたくさんあります。
今回は“青もみじ”の絶景が広がる、京都比叡山の麓・八瀬にある「瑠璃光院」に行ってきました。
瑠璃光院の青もみじ絶景、最強のインスタ映え
瑠璃光院の春の特別拝観2021にゴールデンウィーク明けてすぐに行ってきました。
大型連休明けということもあり、さすがに拝観に来てる観光客が少なかったので境内にて自由なアングルから様々な撮影ができましたのでシェアします。
瑠璃光院の代名詞にもなっている書院2階からのあの「絶景」もバッチリです。
2021年春は4月15日(木)~6月15日(火)まで期間中休みなしで特別拝観が行われています。
今回もKyotaro独自のアクセス方法でピンポイントに行ってきました。
気になる入場制限は今回、全くなかったのでスムーズに入場できました。
詳しく見ていきましょう。
瑠璃光院の青もみじ「インスタ映え」
瑠璃光院といえば“この光景”が全国的にも有名になり、海外でも話題となっています。
玄関からすぐの階段で書院2階へと順路を進み、階段を上がるといきなりその「絶景」が目の前に広がります。
書院2階の間に置かれた「写経机」に鏡のように見事に反射する“青もみじ”の景観。
上下対照的な絵が見事にそこには広がります。
今回、たまたま観光客が少ない時期だったので撮影後、暫く青もみじを眺めていました。
ちょうど瑠璃の庭に面した書院2階部分なので綺麗に“青もみじ”を一面に眺めることができます。
そうですね、まるで絵画の世界にいるかのように眩しい“新緑の青もみじ”が映えていました。
瑠璃光院の書院2階から眺める八瀬・大原の風景
瑠璃光院書院2階の「写経机」に反射する“青もみじ”と反対方向には境内の新緑越しに「八瀬・大原」の山々が一望できます。
つい「インスタ映え」に気を取られがちですが、ぜひ書院反対側から眺める風景も楽しみましょう。
書院2階への階段あがって正面にある額縁のような光景なのですぐにわかると思います。
境内間近の“青もみじ”と遠くには新緑が美しい「八瀬・大原」の山並みが青空に映える清々しい光景を見ることが出来ます。
このような光景は市街地から離れていますが「八瀬・大原」まで来ないとなかなかお目にかかれないですね。
写経について
瑠璃光院は訪れるたびに毎回「写経用紙」を受付で配布されます。
実は書院2階あがったところに写経場があり、決して強制ではありませんが、“写経”をして“願い事”を記入して1階に奉納するのです。
写経場は全部で10名分くらいですが、座席が用意されていますのでぜひ、あなたもチャレンジしてみて下さい。
普段やらないことなのでKyotaroも改めて心が洗われるような心境になりました。
窓の向こうに“青もみじ”を眺めながら、心静かに“写経”をし、願い事を唱える…。
いいですね。
瑠璃光院の入場制限について
瑠璃光院といえば秋・紅葉のピーク期においてかつては10時開門に合わせてチケット購入のため、最長で3時間近く並ぶこともあったようです。
山門前には参拝者が並ぶためのスペースも用意されていますが、この春は京都府の“緊急事態宣言”の影響もあり、平日ならその必要性もないようです。
但し、混雑時には三密回避のため入場制限がかかることがありますので特に連休、週末などは覚悟していきましょう。
Kyotaroもかつて秋に行ったときは12月初旬でしたが40分程度の待ち時間でした。
瑠璃光院、青もみじが彩る境内の見どころ
瑠璃光院“青もみじ”に彩られる春の特別拝観につき、境内の見どころを紹介します。
瑠璃光院はもともと個人が所有していた別荘地跡ですが、現在は文化財保護と公益のため光明寺がこの地を買収して「光明寺京都本院瑠璃光院」として管理運営されています。
毎年春と秋の2回、期間限定で特別拝観が行われますが、寺院というよりは別荘地にある美しい庭園施設といったほうがしっくりくるスポットです。
ここでは新緑に彩られた瑠璃光院境内の見どころを“青もみじ”とともに見ていきましょう。
山門
高野川の清流沿いに建ち、川のせせらぎを聞きながら橋を渡ると山門が見えてきます。
山門の向こう側に広がる“緑の光景”が溢れんばかりの景観に期待が高鳴る門構えです。
「無量寿山光明寺 瑠璃光院」と「茶庵 喜鶴亭」の文字が威風堂々とした雰囲気を漂わせています。
山露路の庭
山門を潜ると「緑の神秘的な世界」が初夏には広がります。
苔むした庭からは「茶庵 喜鶴亭」と十三重の石塔が見え隠れする幻想的な参道が続きます。
よく手入れされた十三種のカエデが植えられており、ここでまず“青もみじ”とご対面となります。
5月の初旬は若葉が萌えるようなので眩しいはずなのですが、新緑の多さに日の光が閉ざされてまるで絵画のような幻想的な世界が広がります。
玄関
参道を上がっていき、池に泳ぐ鯉を見ながら石橋を渡るとそこが「玄関」となります。
数寄屋造りの見事な建物からは優雅な雰囲気が漂っています。
ここで靴を脱いで設置してある袋に入れて一緒に持って上がります。というのも拝観後、出口は別の場所になるからです。
書院2階からの眺め
玄関から階段を上がった先が書院の2階となります。
有名な「写経机」に移る“青もみじ”の絶景が広がります。
書院は「瑠璃の庭」が一望できるロケーションで2階と1階でそれぞれ違った庭園の景観を眺めることができます。
春の瑠璃光院で過ごす至福の時間がここには流れていました。
瑠璃の庭
苔の絨毯が一面を覆いつくす瑠璃光院の主庭にあたります。
書院2階は眩しい印象でしたが、書院1階から眺める「瑠璃の庭」からは落ち着いた絵画のような印象を受けます。
苔が庭園を覆いつくしてて分かり辛いのですが、一筋の小さなせせらぎが流れています。
臥龍(がりょう)の庭
「臥龍の庭」は池泉庭園となっており、「喜鶴亭」前にある水の澄んだ池が印象的です。
その名の通り“天に駆け昇る龍”の姿を躍動感のある“せせらぎ”と石組で表しています。
庭園を眺める人の心を解き放ち、昇運の兆しをもたらす神聖な場所と言われており、暫く庭園を眺めてるととても心が落ち着きます。
茶庵「喜鶴亭」
三条実美公ゆかりの茶室で和敬静寂の精神を映す千家第六代・覚々斎原叟好みの佇まいとなっています。
目の前には「臥龍の庭」の池が広がり、春には萌えるような眩しい“新緑”、秋には燃えるような鮮やかな“紅葉”を眺めることができる贅沢な佇まいとなっています。
建物のいちばん奥にあるので分かり辛いですが「臥龍の庭」のいちばん奥の方まで進んでいきましょう。
八瀬のかま風呂
日本式蒸し釜風呂の原型と云われ、大海人皇子(天武天皇)が壬申の乱で負った傷をこの釜風呂で癒されたという言い伝えが残ります。
現存する「八瀬のかま風呂」として希少な遺構でもあり、現在は瑠璃光院の中に展示されており、見学することができます。
かま風呂とは蒸し風呂のひとつで半円形の釜の中に十数時間、青松葉や薪などを燃やし、内部の土が熱せられてから燃えかすを取り除き、むしろを敷いて寝転んで温まる風呂。
当時としては結構手間のかかる贅沢な風呂だったようですね。
瑠璃光院へのアクセスと駐車場について
瑠璃光院には専用駐車場がありませんので周辺コインパークを利用することになりますが、周辺にもほとんどコインパークがないので叡山電鉄のご利用をお薦めします。
尚、Kyotaroは近づけるところまで車で移動し、叡山電鉄の「八瀬比叡口駅」から2駅手前の「宝ケ池駅」隣接の「キョウテク叡電宝ケ池駅前パーキング」を利用しました。
駐車場に車を置いてすぐ隣接する「宝ケ池駅」から叡山電車に乗って5分で「八瀬比叡山口駅」に到着です。
今回は駐車料金:120分500円+叡電往復分:210円×2=420円の合計金額920円がかかりました。
●瑠璃光院
TEL:075-781-4001
〒606-0067 京都府京都市左京区上高野東山55
■拝観時間 10:00~17:00
■拝観料金 一般2,000円 学生1,000円
■アクセス
・叡山電鉄/叡山本線「八瀬比叡山口駅」下車、徒歩11分
・京都バス/京都駅・四条河原町・京阪三条から17系統乗車「八瀬駅前」下車、徒歩9分
■駐車場 専用なし
まとめ
“青もみじ”で有名な瑠璃光院の紹介でしたが如何でしたでしょうか?
今回は比較的、観光客が少ないゴールデンウィーク明けの5月6日に行ったので待ち時間なく入ることができました。
境内の新緑は眩しいくらい若葉が芽生える時期を迎えており、“青もみじ”もとても綺麗でした。
5月下旬くらいまでが新緑のピークです。
秋の特別拝観が紅葉もあり人気のようですが、個人的にはゆったり拝観ができる“春の特別拝観”のほうが“青もみじ”のグリーンシャワーが美しく癒されるので気に入ってます。
何より今回は“いい写真”が撮れましたのでシェアさせて頂きました(※プロではありませんのでそこはご容赦ください)。
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