雪月花の三庭苑が令和再興、松永貞徳が作庭した古都京都の美が復活

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“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。

京都在住のブロガーKyotaroです。

江戸時代に古都京都に存在したという「雪月花の三庭苑」ですが、北野天満宮にあったとされる「花の庭」が唯一欠けていたのですが、令和4年に再興。

百年ぶりに「雪の庭」「月の庭」そして「花の庭」の三庭苑が揃いぶみ。

その魅力に迫ります、詳しく見ていきましょう。


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雪月花の三庭苑が令和再興、新しい京都の魅力

2022年(令和4)に北野天満宮の梅苑に「花の庭」が復活、大きな話題となっていたのでkyotaroは訪れました。

清水寺にある成就院の庭園「月の庭」は以前に機会があり、訪れたことがあったのですが、そこから妙満寺にある「花の庭」が気になり、改修工事を終えた2022年(令和4)3月に訪ねてきました。

ここではそれぞれの庭園の魅力について紹介します。

妙満寺「雪の庭」

三庭苑のなかでは京都郊外にあり、ややアクセスが不便な妙満寺にある「雪の庭」ですが、2022年1~3月にかけて令和の改修工事が行われていましたが、完成。

2022年(令和4)3月18日~5月8日まで「雪の庭」特別拝観が行われていました。

今回の改修工事は第1期とのことで今後も少しずつ手を加えていくようですが、改修工事完成後の3月に実際訪ねてみました。

3月下旬に訪れたので桜の開花が間近の季節のため、本坊からの眺めは雪化粧とは行きませんでしたが、改修工事完了直後でしたのでとても美しい景観を堪能できました。

「雪の庭」はもともと妙満寺塔頭寺院「成就院」にあったのですが、寺町二条から現在の岩倉(京都郊外)へ遷された際に本坊へ移ったといいます。

本坊の中央に並べられた座布団よりさらに後ろに座って眺める庭園は“額縁庭園”となり、比叡山を借景にしたとても美しい庭園です。

京都郊外にあるため、とても静かな景観でのんびり庭園を眺めていられるのも妙満寺の魅力のひとつですね。

妙満寺「雪の庭」令和の改修工事第1期が完了、境内の見どころを紹介
日本の美意識として根付いている「雪月花」は中国の白居易の漢詩由来の語句であり、白居易は日本文学に大きな影響を与えました。そんな日本人の愛する自然美を体現した「雪月花の三庭苑」が京都にあります。今回はそのうちの「雪の庭」がある妙満寺の紹介です。

清水寺成就院「月の庭」

「月の庭」は京都観光でも有名なあの「清水寺」にあります。

清水寺の塔頭寺院である「成就院」の庭園を「月の庭」と呼びます。

名前を聞いて“月の眺めが美しい庭園”と想像する人も多いと思うのですが、京都出身のKyotaroは実際に訪ねてみて書院の北側に「月の庭」があるので書院から月は眺めることは不可能だと気付きました。

見上げた青空の方向に月が昇ってくる季節は春夏秋冬ない、となると月を眺めるためには庭園のどこかに立って書院の方向を振り返らないと不可能、ということになります。

こんな地元京都人ならではの楽しみ方をしてきた2022年(令和4)5月の庭園拝観でした。

「月の庭」はトリッキーで人間の目の錯覚を最大限利用しようというような仕掛けの庭園になってるのがすぐわかると思うのでそういう視点で眺めてみて下さい。

清水寺に隣接した場所にありますが、表参道から随求堂を右に行くと清水寺入口ですが、左に石段を下って行った先に「成就院」があります。

清水寺成就院の庭園「月の庭」春の特別公開見どころと行き方について
江戸時代より京都に造られた「雪月花の三庭苑」、今回は清水寺塔頭寺院の成就院庭園「月の庭」の紹介です。2022年は4月29日(祝金)~5月5日(祝木)まで春の特別公開が行われています。作庭者とその名の由来も不明とわからないことが多い「月の庭」の魅力に迫ります。

北野天満宮「花の庭」

「花の庭」は北野天満宮の梅苑内に2022年(令和4)に再興し、百年ぶりに「雪月花の三庭苑」が復活すると話題になっていた庭園です。

ちょうど梅の花が見頃を迎える2022年(令和4)3月上旬に訪ねてきました。

印象としては北野天満宮の梅苑が有名すぎて、庭園内にある「花の庭」のインパクトが少し弱いかな?というのが印象でした。

「花の庭」が再興されたのは豊臣秀吉が築いたという御土居沿いの紙屋川から順路を進んだ先の梅苑敷地内の一角ですが、よく区別が付かないかもしれません。

梅苑内にある石灯籠や小川のせせらぎ、石組みが施されたエリアがありますのでそこが「花の庭」です。

ただ、平安貴族たちが花見をする様子が目に浮かぶような美しい庭園が再興されており、紅白の梅の花が咲き乱れる様子はまさに絶景で特設舞台からの眺めは圧巻の美しさです。

北野天満宮の梅苑に雪月花の三庭苑のひとつ「花の庭」が再興
京都に春を告げる北野天満宮の梅は例年2月上旬から咲き始め3月下旬まで楽しめます。北野天満宮といえば学問の神様こと菅原道真公をお祀りし、京都を守護する地主社でもあり、春には多くの受験生が合格祈願に訪れます。まさに春を感じることができる境内の梅苑に明治以降途絶えていた「花の庭」が再興したとのことで早速行ってきました。

雪月花の三庭苑と松永貞徳が追求した古都京都の美

「雪月花の三庭苑」は松永貞徳(1571~1653)の作庭と云われています。

松永貞徳といえば歌人として連歌を学び、俳諧という新境地を開拓した文学者、という印象を持っている人が多いと思います。

実際、松永貞徳はその分野で多くの文化的遺産を残した功績者でもあり、「雪月花の三庭苑」も松永貞徳の偉大な功績のひとつです。

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北野天満宮にゆかりのある菅原道真公を敬仰していた松永貞徳は、新しい俳諧という和歌の道を確立、のちに1629年(寛永6)11月25日に妙満寺で「雪の会」と称する俳諧興行を催します。

これらの功績から俳諧は連歌というジャンルから独立、ひとつの文芸として認められることとなり、流派は異なりますが、後に松尾芭蕉や与謝蕪村を輩出することになります。

京都に三つの庭園を作庭し、日本の美意識を象徴する「雪月花」の名称を各庭園に付けるという発想はいかにも松永貞徳による独自の発想といえます。

古都京都に復活した「雪月花の三庭苑」は京都観光の新しい魅力のひとつとして注目されています。

あなたもぜひ、訪ねてみて独特の世界観を体感してみませんか?

雪月花の三庭苑へのアクセスと駐車場について

●顕本法華宗総本山妙満寺
TEL:075-791-7171
〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
■拝観料金 大人500円 小人350円
■拝観時間 9:00~17:00 ※本坊は16時まで
■アクセス
・叡山電鉄「木野駅」下車、徒歩5分
・市営地下鉄烏丸線「国際会館駅」下車、徒歩20分、バスなら5分
・京都バス40・50系統「幡枝」下車、徒歩すぐ
・京都バス46系統「幡枝」下車、徒歩3分
■駐車場  参拝者専用(無料)駐車場完備

●清水寺成就院
TEL:075-551-1234
〒605-0862 京都府京都市東山区清水1-294
■拝観時間 9:00~16:00※秋季は18:00~20:30までライトアップ
■拝観料金 600円(清水寺入山料は別途必要)
■アクセス 最寄駅の「清水五条駅」から徒歩25分
・京阪京都線「清水五条駅」下車、徒歩25分
・市バス「京都駅」発206系統「五条坂」下車、徒歩10分
・四条河原町から207系統「清水道」下車、徒歩10分
■駐車場  参拝者専用駐車場なし※市営駐車場、コインパーク利用

●北野天満宮・梅苑
TEL:075-461-0005
〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町
■拝観時間 ※梅苑公開期間
2022年1月28日~3月下旬 9:00~16:00(15:40受付終了)
梅苑ライトアップの期間 日没~20:00(閉苑)
※梅苑ライトアップは2022年2月25日~3月13日の金土日のみ
■拝観料金 境内自由
※梅苑公開は有料大人1,000円、小人500円
■アクセス 最寄駅は京福電鉄「北野白梅町駅」
・JR京都駅より市バス50・101系統「北野天満宮前」下車
・阪急西院駅より市バス203系統「北野天満宮前」下車
・京阪出町柳駅より市バス102・203系統「北野天満宮前」下車
・京阪三条駅より市バス10系統「北野天満宮前」下車
・京福電鉄「北野白梅町駅」下車、徒歩5分
■駐車場  参拝者専用あり(普段は無料)
※毎月25日縁日、初詣時期、ライトアップ時期は非常に混雑するため公共交通機関を利用しましょう。


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まとめ

「雪月花の三庭苑」と「松永貞徳」の世界観について紹介させて頂きました。

「雪月花」とは古来中国の漢詩で有名な白居易の「寄殷協律」の一節「雪月花時最憶君」に由来する言葉であり、菅原道真公もその影響を受けたとい云われています。

その心は“妙満寺の庭より比叡山の雪を眺め、清水寺に立ち東山を背景に月を観、北野の神域で梅花を愛でる”といった日本人の自然美を体現する「三庭苑」というわけです。

京都の誇る日本文化の粋がそこにはある、とされています。

いずれも通常非公開で公開期間が限定されていますので、お出かけ前に必ずHP等で事前情報を確認してからお出かけ下さい。

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