“京都はんなりずむ”を訪れて頂きありがとうございます。
京都在住のブロガーKyotaroです。
6月梅雨の風物詩といえば“紫陽花(あじさい)”ですね。
競馬の必勝祈願でも有名な「藤森神社(ふじのもりじんじゃ)」は別名「紫陽花の宮」と呼ばれるほどの京都“あじさい名所”でもあります。
6月中旬になると約3,500株のあじさいが境内にある「紫陽花苑」に咲き誇ります。
実際に行って来た様子をシェアさせて頂きます。
藤森神社の紫陽花まつりに行って来た、いつ見頃を迎える?
2021年6月1日より約1ケ月間、藤森神社境内の「紫陽花苑」にて「紫陽花まつり」が開催されます。
京都府の緊急事態宣言が2021年6月20日まで延長され、開園が当初は不透明でしたが、感染予防対策を講じての開催に至りました。
先日、Kyotaroが実際に行ってきましたのでその時の様子を早速シェアしていきましょう。
藤森神社「紫陽花苑」の見頃は?
藤森神社の「紫陽花苑」の例年見頃はズバリ!6月中旬頃となり、その時期が最盛期となります。
2021年の藤森神社も「例外なく、早いのかな?」と思って行ってみたところ、「第一あじさい苑」は見頃で「第二あじさい苑」のほうはまだまだこれから、という感じでした。
そうなんです。藤森神社の「紫陽花苑」は2ケ所に分かれており、ひとり300円の「第一・第二紫陽花苑共通券(※写真)」を購入すると両方を見学できます。
2021年は春の桜をはじめ季節の花がことごとく早い開花(10日から2週間ほど早い)をしており、紫陽花も各所で早めの開花となっていますが、藤森神社はちょっと違う?ようです。
6月中は充分楽しめそうなのでぜひ足を運んでみては如何でしょうか?
藤森神社「第一あじさい苑」の開花状況は?
今回Kyotaroが訪れたのは2021年6月14日(月)、例年の見頃と言われる時期となります。
そこまで花が早く咲いてしまって見頃が終わってるほどではありませんでした。
藤森神社の「第一あじさい苑」は境内社務所の参道を挟んだ向い側に参道沿いにあります。
入口からくるっと一方通行で散策路を歩き、途中の休憩所からは「第一あじさい苑」の全景を眺めることができます。
そこそこの規模の広さがあり、参道沿いに南向きに進んでいき、折り返して再び参道沿いを社務所方向に戻ってくる形になります。
青と赤の紫陽花をメインに紫色の紫陽花や「ガクアジサイ」も咲いていました。
「第一あじさい苑」はほぼ満開のものが多く、一部これから満開になろうかという紫陽花がありました。
藤森神社は京都市伏見区にあり、“京都の伏見”といえば銘酒の産地としても有名で“京都伏見の名水”と言われるくらい名水の郷としても有名です。
「第一あじさい苑」の出口近くには水が湧き出てる場所もあり、紫陽花が元気に美しく咲いてるのも頷ける環境となっています。
藤森神社「第二あじさい苑」の開花状況は?
さて次は「第二あじさい苑」の開花状況ですが、こちらは「第一あじさい苑」に比べて6月14日現在、少し寂しい感じがしました。
これから最盛期を迎えるので6月下旬まで紫陽花が楽しめそうでしたが、規模は「第一あじさい苑」より小さめの敷地面積となります。
場所は本殿東側にある「御旗塚」の横に入口があり、奥に進んで出口は本殿裏側に出てきます。
「第二あじさい苑」は小高い丘になっており、立体的な“あじさい苑”で途中には立体交差の朱い橋が設置されています。
あじさいの種類は「第一あじさい苑」と同じく赤と青が基本で「アナベル」という白い紫陽花も見ることができましたよ。
「第二あじさい苑」の後半は本殿や末社など境内建物と紫陽花のコントラストを楽しむことができます。
恒例によりKyotaroは“ハートあじさい”を探して続けましたが、何となくハートっぽい紫陽花を発見したので紹介しておきます。
藤森神社「紫陽花苑」以外の見どころと京都駅からのアクセス
6月の藤森神社といえば主役は「紫陽花苑」で遠方からも紫陽花を見に訪れる人も非常に多いです。
ここでは藤森神社の「紫陽花苑」以外の5つの見どころと京都駅からのアクセスについてまとめましたので拝観の際の参考にして下さいね。
藤森神社「紫陽花苑」以外5つの見どころ
ここでは藤森神社「紫陽花苑」以外5つの見どころについて紹介します。
「紫陽花苑」とともに観光で訪れた際の参考にして下さい。変わったここにしかない「自動販売機」もありますよ。
紫陽花の花手水
最初の見どころは境内にある手水舎を彩る「花手水」です。
紫陽花の時期に合わせた「あじさいの花手水」となっており、そこまで大きくありませんが、たくさんの女性が手水舎を囲むように写真撮影をしておられました。
最近は全国でも「花手水」は紫陽花に限らす“インスタ映え”スポットとして人気がありますね。
京都では他に「柳谷観音 楊谷寺」や「東福寺塔頭 勝林寺」などが有名です。
不二の水
境内の「御旗塚」近くにある「不二の水」は御神水として信仰されており“ふたつとない美味しい水”という意味があり、武運長久、学問向上など勝運を授かる水として有名です。
地元の方がペットボトルをもって水を汲みに来られるほどの“京都伏見の名水”です。
藤森神社創建の歴史は平安遷都よりも以前と云われます。
毎年5月5日に行われる「藤森祭(深草祭)」は平安時代に清和天皇勅命による「貞観の祭」を起源とし武者行列や駈馬神事が行われることで有名です。
また競馬などの“勝運”ご利益の由来は、藤森神社が端午の節句に武者人形を飾る“菖蒲の節句発祥の地”であることから来ています。
“菖蒲”と“勝負”をかけ合わせたご利益というわけなんですね。
藤森七福神
かつて「藤森祭(深草祭)」で江戸元禄時代前後の頃に行われていた「七福神行列」の復活を記念して藤森神社の鎮座千八百年祭に氏子総代より奉納された七福神像。
「不二の水」のすぐ隣に七福神像が建っており、比較的新しく綺麗な石像です。
“本殿”“不二の水”“藤森七福神”とご利益がたっぷり頂けそうなので併せてしっかりお参りしましょう。
神功皇后 御旗塚
本殿の東側にあるイチイの木の古株が奉納された「旗塚」で近藤勇も良く通ったと云われるゆかりの地としても有名。
この「旗塚」を参拝すると腰痛が治ると云われ、腰痛持ちであった近藤勇もここに通ってよくお参りをしたという言い伝えが残されています。
藤森神社の周辺はかつて「鳥羽伏見の戦い」の激戦地としても知られ、藤森神社の鳥居には扁額がないのは近藤勇が当時、神社に失礼なきよう扁額を外したからと云われています。
勝馬の自動販売機
藤森神社の社務所前にあるふたつの自動販売機のうち、ひとつに「白馬」が描かれた自販機があります。
この自動販売機、競馬関係者の聖地と言われる勝運のご利益がある藤森神社ならでは、飲み物を購入するとファンファーレが流れる仕掛けがされているのです。
ぜひ、聞いて下さい⇒
藤森神社へ京都駅から行く方法について
藤森神社へ京都駅から行く方法はJR奈良線を利用して「JR藤森駅」下車、徒歩5分となります。
京都駅から3駅目(1:東福寺⇒2:稲荷⇒3:JR藤森)となり、乗車時間は約8分となります。
下車後、「JR藤森駅」から緩やかな坂を下っていき「京都教育大学」前を通過したその先に神社入口の鳥居が見えてきます。
またJR奈良線に並行するように京阪電車も走っており、最寄り駅は京阪「墨染駅」となり、下車後徒歩5分の距離となっています。
自家用車で行く人には専用駐車場もありますが、有料となっていますのでご注意ください。
藤森神社のアクセスと駐車場について
●藤森神社
TEL:075-641-1045
〒616-8343 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609
■拝観時間 9:00~17:00(紫陽花苑は16時まで)
■拝観料金 紫陽花苑 一般300円
■アクセス 京阪またはJR奈良線利用が便利
・京阪電鉄/「墨染駅」下車徒歩5分
・JR奈良線/「JR藤森駅」下車徒歩5分
■駐車場 専用駐車場あり(有料、1日最大500円)
まとめ
今回は藤森神社「紫陽花苑」の開花状況と見頃の紹介でした。
6月中旬が例年見頃ですが、藤森神社では6月下旬まで紫陽花の開花が楽しめそうです。
特に「第二あじさい苑」はやや遅れて開花してる様子でしたので充分に楽しむことができます。
また競馬ファンの聖地でもあり、境内には「紫陽花苑」以外にも伏見の名水「不二の水」や近藤勇ゆかりの「御旗塚」など見どころとご利益が満載です。
紫陽花の期間中は「花手水」も楽しめますのであなたも“インスタ映え”に挑戦してみては如何でしょうか?
コメント