辰年の京都で訪れたい7つの寺院、雲龍や襖絵が拝観できるスポットへ

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京都在住のブロガーKyotaroです。

2024年は弘法大師こと空海の御請雨から1200年の節目の年で甲辰(きのえたつ)、すなわち辰年というおめでたい一年なのです。

龍といえば“昇龍”という言葉あるとおり、天に上る龍が“飛躍”を意味することから十二支の中でとても縁起が良いと云われている唯一、架空の生き物です。

特に事業の成長拡大を願う商売繁昌や自らの飛躍に準えて新しいチャレンジの年にしようと願う人も多いのではないでしょうか。

今回は、辰年に京都で訪れたい7つの寺院を紹介します。

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東山建仁寺(京都市東山区)

京都祇園の街中にある建仁寺は日本最古の禅寺として有名です。

臨済宗建仁寺派の大本山で創建は1202年(建仁2)に鎌倉幕府の寺域寄進によって開かれ、その歴史は800年以上の歴史ある寺院のひとつ。

開山の栄西禅師は中国で仏教を学ぶと同時に日本へ禅と茶の文化も持ち帰ったことで知られ、建仁寺境内には現在も茶畑があり、栽培がされています。

京都街中にある割にひとたび境内に足を踏み入れるととても静かな寺院で俵屋宗達の屏風画「風神雷神図(国宝)」の所蔵や中庭「潮音庭」「〇△□乃庭」や方丈前に広がる「大雄苑」など個性豊かな庭は有名です。

また法堂の天井に描かれた畳108畳分といわれる「双龍図」は、圧巻の迫力がありますので必見の価値あり、辰年こそご利益を授かりたいところです。

秋には紅葉名勝として知られるのですが、例年12月10日前後に見頃を迎える潮音庭の紅葉はとても美しく、多くの人が訪れます。

建仁寺の詳細はこちら⇒

御寺泉涌寺(京都市東山区)

泉涌寺は京都市東山区にある寺院で皇族の菩提寺としても知られています。

創建は鎌倉時代で歴代天皇の陵墓、皇妃や親王など39もの陵墓を安置する全国にひとつしかない、皇室との関りが非常に深いことから御寺と呼ばれます。

見どころは歴代天皇が愛した静寂で荘厳な雰囲気が漂う境内と月輪山の大自然に抱かれた景観です。

泉涌寺には国の重要文化財である須弥壇に運慶作の阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊仏が安置されているほか、3月には長さ約16m、幅約8mと日本最大の「涅槃図」が公開されます。

また泉涌寺境内にある仏殿とともに見事な伽藍のひとつ舎利殿(※通常非公開)の天井には狩野山雪による「鳴き龍」が描かれており、真下で手をたたくと龍の鳴き声が響き渡ります。※京の冬の旅2024で公開中

泉涌寺の詳細はこちら⇒

瑠璃山雲龍院(京都市東山区)

雲龍院は京都市東山区にある真言宗泉涌寺派の寺院で泉涌寺の別院で南北朝時代に後光厳天皇の勅願により創建され、現在は薬師如来をご本尊としています。

見どころは書院から眺める窓越しの風景や蓮華の間から4つの格子窓の向こうに広がる「椿」「燈籠」「楓」「松」をそれぞれ楽しむことができる「しきしの景色」など趣向を凝らした演出も有名です。

秋には「悟りの間」で楽しむことができる、ふすむの隙間越しに楽しむ「五色の紅葉」が人気です。

本堂内にある風神雷神と双龍を描いた「双龍風雷図(※通常非公開)」は迫力満点です。※京の冬の旅2024で公開中

雲龍院の詳細はこちら⇒

慧日山東福寺(京都市東山区)

東福寺は京都市東山区にある臨済宗東福寺派の大本山で鎌倉時代の初期、当時摂政を務めていた九條道家の発願によって建立されました。

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秋には京都屈指の紅葉名勝として知られる東福寺ですが、境内にはたくさんの見どころがあります。

特に注目すべきは、1)禅寺の中で日本最大最古の「三門」、2)重森三玲作の禅宗庭園を擁する「本坊」、3)京都屈指の紅葉の名所「通天橋」、4)昭和時代の木造建築として最大と伝わる「法堂」、5)開山・円爾像を安置する「開山堂」と南北朝時代より現存する最大最古の「禅堂」、6)現存する、日本最大最古の「東司」と禅宗伽藍では最古の「浴室」です。

4番目の「法堂(※堂内通常非公開)」天井には堂本印象による天井画「雲龍図」が描かれており、外から堂内を眺めることができるのですが、その際に「雲龍図」も見ることができます。※京の冬の旅2024で公開中

東福寺の詳細はこちら⇒

大雲山龍安寺(京都市右京区)

龍安寺は室町時代に創建された禅寺で世界遺産に登録されています。

見どころは石庭で有名な方丈庭園、鏡容池、知足の蹲踞、勅使門です。

方丈では立派な龍の襖絵がご覧いただけるのですが、2022年の龍安寺創建・細川勝元550年忌を記念して奉納された元総理大臣・細川護煕氏による「雲龍図」です。

方丈庭園は油土塀に囲まれた約250平方メートルの枯山水式庭園で15個の石を5・2・3・2・3に配置したもので、縦横比は黄金比となっています。

知足の蹲踞は手水鉢の中央に空いている四角い穴を「口」の字に見立て、上から時計回りに「吾唯足知(われただたることをしる)」と読めるように工夫されたものです。

禅の真髄である「知足」の心を図案化したものですが、気付かずに通り過ぎてしまう人も多いので、方丈庭園とは反対側の裏庭を注意して探してみて下さい。

エリザベス女王も通ったことで有名な勅使門は、唐門が焼失したため、西源院から移築されたものです。

龍安寺の詳細はこちら⇒

霊亀山天龍寺(京都市右京区)

天龍寺は京都市右京区にある臨済宗天龍寺派の大本山で景勝地・嵐山のシンボル的な存在で1994年に世界遺産に登録されました。

見どころとしては法堂の天井に描かれた「雲龍図」や曹源池庭園が有名です。

曹源池庭園は夢窓疎石が作庭した枯山水の嵐山を借景にした庭園で、四季折々の嵐山を背景に季節ごとに異なる景色を楽しむことができます。

嵐電「嵐山駅」のすぐ目の前、渡月橋からも歩いて5分とアクセスはわかりやすく、非常に便利な立地となっています。

拝観後、北門から寺院を出ると目の前には有名な「竹林の径」があり、京都嵯峨野ならではの景観も楽しむことができます。

天龍寺の詳細はこちら⇒

帰命山蓮華寺(京都市左京区)

蓮華寺は京都市左京区にある天台宗の寺院で池泉回遊式庭園が美しい穴場の寺院です。

山門をくぐると河原町通りから掘り出された300体以上の石仏が出迎えてくれますが、これがなかなかの迫力です。

境内の見どころは池泉回遊式庭園と庭園に配置された石灯籠で書院から庭を眺めていると「心が洗われる心境」に陥ります。

また紅葉の季節には池の周りのもみじが赤く染まり、鮮やかな緑色をした苔と散紅葉のコントラストが見事な寺院です。

書院から池泉回遊式庭園へは降りることができ、本堂まで行くことができるのですが、本堂の天井にはなんと狩野探幽による「雲龍図」が描かれていたのですが、明治期に失われ、現在の図は1978年(昭和53)に仏師の西村公朝氏によって復元されたものです。

蓮華寺の詳細はこちら⇒


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まとめ

如何でしたでしょうか、辰年にぜひ訪ねたい京都の寺院を7ケ寺紹介させて頂きました。

一部、通常非公開のものもありますが、2024年1月から3月まで開催される「京の冬の旅2024」で特別公開されてる文化財もありますのでぜひ、これを機に訪ねてみてはいかがでしょうか。

辰年、龍が天に上るが如く「飛躍」の年になりますように、Kyotaroも改めて龍にまつわる寺院の非公開文化財を中心にめぐってみようと思います。

あなたもぜひ、辰年のご利益を授かりに京都へお越しください。

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この記事を書いた人
Kyotaro

京都在住、念願の京都に1戸建て住宅を新築購入した既婚の52歳、フツーの会社員。子供は3人で男ー女ー男の“二太郎+一姫”。将来は奥さんと京都でお洒落なカフェを営むことができればいいな、とささやかな夢を持っています。どうぞよろしくお願いします。

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